肩甲骨が剥がれない

Twitterの補完版として始めたけれど、自分の備忘録状態。なるべく他人に読んでもらうつもりで書きます。

6/7(日)

すこぶるいい天気だ。

家族が自転車を使おうとしたがタイヤがパンクしているので使えない!と苦情が入った。

いよいよ自転車の前輪を修理しなければならない。 駅前に中古のバイク屋があり、店の裏手で自転車の修理を請け負っていたことを思い出す。さっそく向かおう。

 

 

10年ほど前は何回か利用したことがあった。当時はおじさんに片足突っ込んだお兄さん(髪を明るく染めてツナギを着ていた)がいつも何かしらバイクをいじっており、店の裏手から声をかけると手を止めて自転車の修理をしてくれた。しかし現在、お店の正面は固く鉄の格子で遮られている。店の裏手は固くシャッターが下ろされており、つまりは閉店していた。格子の向こうには値札が付いたままのスクーターやバイクが見え、その向こうの事務所は雑然としているが、デスクの上は今しがたまで人が座っていたような、つまりある一部分だけキレイな状態が見える。

閉業という文字が頭を掠めたが、まだ10:00になっていない。このお店は10:00になったらシャッターを開けるタイプの業態かもしれない、と理由をつけて10分ほど粘った。そもそも店の名前も分からない。二輪車で有名な国内メーカーの看板は立っているが、現在地を示すGoogleマップにも乗っていない。

ハリポタGOを起動し近辺のファウンダブルを粗方回収し終り、顔をあげた。

道路を挟んで向こう側には数年前に閉業した写真館がある。建物や看板は当時のまま、全国展開しているチェーン店のような立派なものなので、事情を知らない人が遠くから見つけたら営業中だと勘違いしてしまうかもしれない。しかし近づくと、閉業する旨が書かれた書類が張られたガラス戸の向こうにがらんとした何もない店内が見えるのだ。

 

そしてようやく気がついた。

そもそも営業しているお店だとしたら看板がないことがおかしいのでは?!あわてて店の周囲をぐるぐると巡り、そして日焼けし塗装が剥げかけた店名らしい文字を見つけた。

 

Googleの検索画面に打ち込むと…

 

 


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閉業!!!

 

 

納得がいったのでとぼとぼと自転車を押して、大通り添いにある全国チェーンの自転車店へ向かった。

 

店員さんはタイヤを一瞥するなり「交換ですね!」と勢いよく告げた。確かによく見るとタイヤの溝はすり減っておりツルツルだ。

 

涼しい店内で必要事項を記入しながら、あのお店がまだ開いていたらクーラーなんて(事務所にはついていたかもしれないけれど)無縁の申し訳程度についたひさしの下で「じゃあ夕方ごろに取りに来て」とあのお兄さんに言われていたかもしれないな、と思った。

 

 

 

 

その足で買い物に行き、晩ごはんを支度をすませた。

 


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映画ダウントンアビーの特典映像を見ながらバニラアイスに紅茶ポーションをかけた食べ物を食べる。フォロワーさんが最近はまっている食べ方らしく、よくTLで見かけたので気になっていた。アイスが溶けた部分とポーションの原液が混ざったところが美味しい。

 

 

 

自転車のタイヤ交換が出来たと連絡を受け引き取りに行く。

 

 

夜は以前から騒いでいた水平思考ゲーム(我々の呼び方はマイルドウミガメのスープ)をする。いつものメンバーで大変な盛り上りだった。それぞれ出題を一巡したけれど2回目の開催も近いな。