11日(水)は古くからの友人達とそうめんを食べる会の計画があった。
が、計画が流れ(そうめんだけに)予定がポッカリ空いてしまった。1週間以上ある盆休みだが、珍しいことに私の予定が詰まっているので会えないだろうなー…と話し合っていた別の友人と急遽カラオケ観賞会をすることに。いきなり提案した割にはすぐに飛びついてくれた。嬉しい。
2人の家の中間点にあるカラオケ店を探していると、全国チェーンのアミューズメント施設がDVDとBlu-rayの観賞部屋を常設している！！ここしかない！！！と早速連絡。夜中だがテンションがブチ上がってきたので「今からでも行けるよ！！」「だめだ！ガソリンがほぼゼロだったから早くて明日の朝だ！」と一人で騒ぎ、そのくせ予約を入れ忘れて結局翌朝店に電話する……。という体たらく。
そんなわけで10日の火曜日は朝からいそいそと準備をして、行きがけにガソリンも入れて待ち合わせのTSUTAYAへ。(各自円盤を持ち寄ろう話していたけれど、やっぱりお互いに見たい映画を借りた方がいいよな…っていう判断)ファミリーマートが併設されているタイプのTSUTAYAだったので飲食スペースも小洒落ている。家の近くのTSUTAYAは佐藤可士和氏以前の、人の顔が2つ並んでいるようなロゴ看板が目印の古くからある郊外型の店舗なので、ここ10年くらいの主流の店舗にたじろいでしまった。
30分ほど悩みに悩んで今敏監督の「パプリカ」クリストファー・ノーラン監督の「インセプション」を借りる。
カラオケの受付は夏休み真っ盛りの小中学生グループや親子連れが2〜3組のみで、予約の必要があったのか？と一瞬躊躇。平日のフリータイムだからお安いだろう！と意気込んでいたらお盆期間中は休日料金…という事実に膝から崩れそうになりながらも(一般常識があればすぐに分かることだが！)部屋に到着し、食べ物を頼み飲み物を準備して、さあようやくパプリカを再生！！！！
ほうほうほう……なるほど……。小山内の顔がいい。サイケデリックな色彩と名作映画のオマージュを随所にちりばめつつ「近未来を舞台に」「他人の夢を共有」する機械DCミニで「夢の中に入って悪夢を治療するパプリカ」主人公パプリカが「現実世界で起きたDCミニ盗難事件に端を発する他人の夢に介入して精神異常を起こさせる犯人を追跡して全てを解決する」というストーリーにインセプションとの親和性を感じ、この後が楽しみに。小山内かっこいいなあ。千葉に対して歪んだ愛を抱いているけれど。私も友人も「映画のポスターはしか知らない」という初見だったので、お互いに感想や考察をリアルタイムで言い合いながら小山内顔がいいなあ。小山内の言動は許されざる呪文だけれど正直顔と声がいいから許される。私が許す。現実パートと夢パートの境が曖昧なので「今のシーンは夢なのか？現実なのか？DCミニによって介入されている夢なのか？そもそもこの映画自体が全て夢の世界の話なのではないのか？？？」とぐいぐい引き込まれて、まあつまりは小山内の顔が好みだったという話ですね。
しかし！！ここから本題！！！実は再生していると時折音声が飛んでBGMのみ流れるシーンがあった。字幕設定をしていたのと、レンタルDVDって時々音が飛んだり勝手に一時停止してしまうハズレの円盤があるじゃん？あれかと思って気にせず視聴していたら、いよいよ再生が止まった。そして流れる昭和っぽい歌謡曲のイントロ。
これ……確実にどこかの部屋で再生されている音源……じゃない？この部屋に入って料理注文以外でデンモクは触っていない。円盤を出し入れしてみたり、再起動したり、店員さんを呼んでも分からないだろうな、と思いつつも事情を説明すると部屋を替えてくれた。
(映像がずれていたりデュアルモニターのはずなのに片方しか再生されないなどトラブルはあったものの)再び問題のシーンまで早送りをして、さあ続きを見よう！！！今度こそ最後まで見るぞ！！！！いや正直そろそろ見終ってインセプションを見始めないと私が帰る時間に間に合わないしな。
………停止！！！！からの聞き覚えのある歌謡曲イントロ…………
再びかい！！！！！！*1
そんなわけで、私はパプリカ開始1時間前後のみしか知らないんので近いうちに最後まで見届けて、インセプションも視聴してみたいものですね！！！！！！！
そしてカラオケ店での観賞会はやっぱりパセラに限りますな！！！！！！
*1:施設と交渉して部屋代を返金という形で落ち着きました。高速代を使ってパプリカを1時間見ただけで終わった一日に虚無顔になりそうだった。いや、今も思い出して上手いこといかなかった日だったな〜と凹んできたな
