肩甲骨が剥がれない

Twitterの補完版として始めたけれど、自分の備忘録状態。なるべく他人に読んでもらうつもりで書きます。

【猫の手大事】料理中に左第二指指先の裂傷と剥離骨折した【治療中】

※注意

できるだけ痛みのない表現にしようと頑張りましたが、日本語を使いこなす能力が気持ちに追いついていないため結構直接的な表現があります。

 

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タイトルといらすとで「アッ…」と察してブラウザをそっ閉じするも良し。とんだおバカさんがいるんだな…と哀れみながら読むもよし。備忘録メインです。

 


 

簡単なあらすじ

料理中に猫の手をし忘れうっかり指を切ってしまったために救急病院に向かう私。

診断の結果「とりあえず10日後の抜糸を目指す」ことになったが、はたしてうまくくっ付いてくれるのか…????

 

  • きっかけ

休日の恒例行事の晩ごはんの支度中。買い物から帰宅後即作り始めて1時間経つが7品中3品しか完成していなかった。焦る私。おかしい。この時間にはほぼ完成していて最後のスープと洗い物をしているはずなのに。*1

 

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当日の献立メモより。

黄色い網掛けが完成していた料理。

どうしてもポテサラが作りたかったのでいの一番に作った。



 

下準備は済んでいるのでとりあえずメインの豚肉とネギの味噌炒めを作ろうと、ネギをザグ切りしているときにそれは起きた。

 

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ネギの青い部分を抑えつつざくざくと切っていたら自分の爪と指まで…

 

 

  • のたうちまわる私

以前交通事故を起こした時事故の瞬間がひどくゆっくり感じて、危ないと思った瞬間はスローモーションで見えるってこのことなんだと実感したことがあった。今回もはっきりと「その」瞬間が目に焼き付いていただけに、やってしまった!!という思いと爪が元通りになるかな…という不安から血の気が引くのを感じた。

駄目押しで薄目を開けて一瞬患部を見る腰の力が抜けてへたりこんだ。「これが腰が立たなくなるということか…」と感心しているが、痛い。めちゃくちゃに痛い。引きちぎれるんじゃないかってぐらい痛い。*2思わず「痛い!!!!」と叫んで家族に助けを求めていることをアピール。

お腹が痛いの?いや、包丁で切った。と答えリアルorzのポーズで痛がる私を見かねて救急へ向かうか考え出す家族。先生に診てもらっても消毒と止血だけじゃないかな…と渋っていたけれど、いや!!!素人診断で我慢するより、たとえ消毒と止血だけでもプロの知見を受けたい!!安心したい!!!と主張。

とりあえず消毒しようとオキシドールを振りかけて絆創膏を貼ろうとしてくれたけれど、血が止まらないこと、痛がり方の尋常のなさに車を出してくれることに。

やったーー!!

 

  • 救急センターへ

左親指と右親指・人差し指・中指で傷口を押さえる。患部を直視しないようにひたすら圧!!上着を持ってきていたけれど羽織る余裕もなくスマホと財布と一緒に脇で挟んで受付へ。髪を振り乱し、(血で)真っ赤になったティッシュで指先をくるんで駆け込んできた私を見て、受付の人たちは「どうされました?!」と一斉に立ち上がって向かえてくれた。

「包丁で…指を……」二言だけ絞り出して座り込むと「それは大変だ!」「傷口を見せてね。(自分の視界に入らないように精一杯腕を伸ばして看護師さんに見せる)これは痛い!!痛いね~~。」

すぐさま看護師さんが登場し怯える私を優しい言葉で受け止める間、新しいガーゼを出してくれ血圧を計り簡単な問診をしてくれた。そのてきぱきした身のこなしに「プロの技術で対応してもらっている」安心感が止まらない。

「血は止まっているね。止血はできてる!ありがとうございます!!」

駄目押しに止血をほめられ、いやいや、お礼を言うのはこちらですよ!と思いながら処置室へ。

 

  • 診察から処置へ。そして診察結果

先生と看護師さん2人に見守られ、再び腕の長さだけ患部ディスタンスをして診察が始まった。

「わあ!これは…」「見ないほうがいいね」「うん、見ないほうがいい」

私の痛みと傷に対する耐性の弱さ*3が申し送られているのか腕の両サイドに看護師さんがスタンバイして完全に私の視界から遠ざけてくれている。

神経が傷ついていないか調べるために「指は動きますか?」と聞かれたときは目からうろこだった。そうだ。たとえくっ付いても元通りに稼働しなければ治ったとは言えない。感覚が良く分からないが指先に集中してわずかながら動かすと、及第点だったのか「…うん!動いていますね!!」と一安心。

そして「お医者さんに診てもらっている」と意識した瞬間に力が抜けたのか、診察椅子に座ったまま後ろに倒れそうになった。

「大変大変!」「血圧が低かったもんね」「横になろう!」とストレッチャーを用意され、あれよあれよという間に天上の蛍光灯を見つめることになった。

 

今更ながら「コロナ禍で大変忙しい時にこんなつまらぬけがをして…ほんと頭が下がります…すみません…」とお手を煩わせて申し訳ない気持ちでいっぱいに。「気にしなくていいですよ」「よくあることです」と言われたけれど、念のためレントゲンを撮りましょうと手配を始めてくれて、うわあああ!レントゲン!!大掛かりなことになってきた!!あらゆる可能性を考えて診察してくれる医療スタッフの方々…感謝しかない…。

 

レントゲンの順番待ちの間に患部を縫うことに。*4縫うの!?完全に医療行為じゃん…そしてそこまで深かったのか傷口よ。運がいいことに整形外科の先生がいらっしゃった。うおーーー!!プロフェッショナルだ!!!家で適当に絆創膏を貼らないで良かった…。

 

そうこうしているうちにレントゲンの順番になり、撮影し、総合的な診断が下された。

 

・剥離骨折していたけれどこのまま何もせずに治す

・抜糸は10日後の予定

・爪が元通りにくっつくか分からないけれど、最悪生え変わるのでそこまで気にしない

・次回は水曜日に消毒します。

 

骨折と聞いて「骨まで到達していたのか!」と驚いたし身構えたけれど、特に治療は必要ないので拍子抜けした。(スポーツしているとたまにあるみたいですね。保存的治療=安静を図ることで数週間程度で治癒が見込まれるらしい)

 

受付に戻って家族と合流し「縫ってレントゲンを撮ったなら病院へ来た甲斐があった」と言われた。

ほんとその通りでしたわ。

 

  • そして左人差し指絶対動かさない生活が始まった

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ピンポイントで正解してきた友人。勘の良さよ…。

最後に現在の指と私について書き記しておこうと思う。

 

痛む指

麻酔が切れた後の痛みが地味に辛かった。じん…じん…と脈打つたびに指の内側が痛む。ロキソニンを飲んでも効果がなかったので月曜朝に再び病院へ行き鎮痛剤を処方してもらった。

二日後の火曜日から徐々に痛みは無くなり、現在(1週間後)はほとんど痛むことはない。たまに指の筋肉を使うと突っ張るような痛みとじん…じん…がやってくることはあるがすぐに収まる。

 

着替えと運転

2~3日は指が何かに触れるたびに痛んだので着替えるのも一苦労だった。そのため上着は右袖だけ通すオトカル王スタイル。

オトカル王の画像を探そうと思ったけれど自分の過去ツイートしか出てこなかった。

運転中などうっかりすると左手を使ってしまうことがないように(ほかの4指は動かせるけれど)右京さんの「最後にもう一つだけ」ポーズをしている。こんなポーズをしている絵画があったような…と思い出したのはレオナルド・ダ・ヴィンチの洗礼者聖ヨハネ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Leonardo_da_Vinci_-_Saint_John_the_Baptist_C2RMF_retouched.jpg 

 …改めて見ると似ているのは指のシルエットだけだった。指の曲がり具合といい、どっちかっていうと右京さんスタイルに近いです。

 

 

お風呂と水仕事

水に濡らさないこと(濡らしてもすぐガーゼを取り帰れたらいいんだろうけれど患部を直視したくないので病院で消毒する以外はあまり触らないようにしている)がモットーなのでお風呂はラップとビニール袋の二重。うがいや歯磨きはコップで、食器洗いは極力免除、という体制に。

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ケガをする数時間前に美容院でカットしていたことが効いた。

髪を漉いてもらったので右手だけでもなんとか洗える。

そしてあかぎれの跡が痛々しい。


ちなみに先生から「差し上げます」ともらったメッシュ状のテープみたいな包帯。

テープがいらないので便利だけれど持ち前の不器用さを発揮して私が巻くとすぐにはがれてしまう。宝の持ち腐れ…。

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  • まとめ

そんなこんなでただいまケガから1週間。このまま糸は抜かれそうだけれど、患部をちゃんを見ていないのでどんな状態か気になりつつも怖い。

はたして元通りにくっつき動くようになるのか!?そして包丁を使うことが若干トラウマになっているので今後も料理ができるのか!?

とりあえず「包丁を使う時は猫の手」はめちゃくちゃ大事です。今回は運よくこの程度で済んだけれど、切り所が悪かったり傷が深かったら今のんきにパソコンに向かえていないかもしれない。包丁に限らず、時間と心に余裕をもって生きていきたいです。

*1:言い訳させてもらうと試験勉強をするはずっだったので余計に時間に追われていた。というのもある。ちなみに作りそびれた料理は帰宅後、家族に私の監督の元調理してもらいました。

*2:今考えたら傷口の痛み<<<包丁で切った指先という事実に気を失いそうになったのかもしれない。

*3:どれくらいの弱さかというとインフルエンザの予防接種は毎年目をつむって息を殺して受けているレベルです

*4:

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