舞台中にメモを取っていたので主にその内容を書いていく。なお、私は野球のルールを全く知らずに見ており(9回試合がある、片方を表、片方を裏と言う。なんか3種類人間が立つスペースがあって、そこを順番に回るらしい。ホームランというボールを高く飛ばしたら1点入るルールがある?投げる人は、ボールを受け止める人とバッテリーというものを組むらしい。程度です。我ながら酷い認識。)主に川原さんの挙動のみ着目しているよ!!!!観劇前にパンフレットを流し読みしただけなので、出演者とか登場人物は最後までよく分かっていません。
いきなりサイレンなるの怖
— 魔王 (@ma0haakai) 2024年7月7日
SIRENかよ
- セミの環境音で「夏」を想起させて客席を70年前のマウンドへ旅立たせている
- 試合終了後のあいさつが元気いっぱいだったけれど、赤紙を受け取るときの「ありがとうございます」が小声なの、本心だなあ。すぐに言い直している。
- 客席に降りて芝居をするときの足音、地響きの音、衣擦れの音。生の舞台を見ている迫力を感じる。
- あえ!??!?!?!??!?!川原さん客席右後方扉からあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!川原さんのシルエット 美 し い 動いているしゃべった……。川原さんを見たことが嬉しくて姿勢がお美しい。軍人らしく規律にあふれた凛とした歩き方。
- ステージをマウンドに見立てる仕組み。ボールを投げるしぐさと音響を組み合わせたり、ボールの軌道をライトで表現するんだろうなとある程度想像していた通りだけれど、目の当たりにするとおお~~ってなるね。
- OP後急に人数が増えてびっくりした。人口密度高い。
- 客席を使って舞台全体でマウンドを表現している。演者がぐるぐる
- 股下50m!!!ズボンの丈少し短くね?
- 川原さんのお姿を網膜に焼き付ける。
- あ、そうだった中佐だった。後ろ姿も真っすぐなんだな。*1
- ベースをスポットライトで表現している
- いきなりディスクMUSICがかかったのでびびる
- 菊池勘三役の村田洋二郎さんは狂言回しなのね。このスコアボードを使って解説するシーンは毎公演違うんだろうなと思わせるコメディシーン。下手客席に降りて「ここが空いているから、ここで見る」と座り込む。
- 傳谷さん演じる唐澤ユメさんが登場すると川原さんも登場するので、いい目印になる
- 「小さき者」って言った!!!!!!!!!!!川原さんの右腕を女子みたいに少しこぶしを握ったガッツポーズかわいい。
- 大阪千秋楽(表)ありがと♡(裏) うちわ欲しい。
- え、力朝鮮人だったの!?
- いつの間にかユニフォームがとても汚されている
- 足を肩幅に広げて立つ川原さん。思わず腰を据えて声をかける。
- キャラクターの区別はついていないし全然話が分からないし選曲はもちろん読めない。でも川原さんのセリフでなんとなくわかった気になれる。
- 「やったぜーやったぜー」の時、川原さんの口元が動いていたので一緒に歌っていた!?!?!?川原さんが、選手の動きを追うように同じく下手から上手に視線と体を動かしているの、愛おしい。中佐から選手に向ける感情と、私が川原さんに向ける感情が一瞬交差したような。
- 中佐の「ずいぶん昔のことだ」が川原さんの経歴とだぶる。中学は野球部だったもんね。
- 壇上から若手を見つめる一瞬の川原さんの視線。その優しさは俺でなきゃ見逃しちゃうね。
- どうしていいか分からないから野球をすると答えていたけれど、赤紙が来て、訓練の余暇の時間も野球をして。今目の前を生きることで精いっぱいだからこそ、本能のままに行動した結果、「少しでも時間に余裕ができたら野球をしたい」んでしょうね。
- 一幕の終わり。甲子園は(空襲で)燃えました。と告げられる。甲子園は青春の象徴、自由に野球ができた平和な時代の象徴。それが戦争の影響の空襲で燃えた。うわーキッツい。しんどいわ。
#舞台野球
— 魔王 (@ma0haakai) 2024年7月7日
村田さんの狂言回しとしてのキャラクターが面白。千秋楽バージョンのアドリブを見れるなんて!(舞台は今日が初見です)
一緒だけれど川原さんが若手キャストを見つめる恐ろしく優しいまなざし、俺でなきゃ見逃しちゃうね。
- 唐澤ユメ「あなたがどう考えているのか知りたいと思った。」→分かる。私も川原さんがどんな思いで今演じているのか知りたい。気になる。
- 秋之→ユメ。「野球記者としてあなたに読んでもらえたら僕の夢は叶います」クゥ~~~~~~!!!!ユメさんに「夢がかなう」と告げるだなんて!!でもさすがにこの時代に「ユメ」なんて名付ける親を持つだけはある。リベラルな両親や価値観に影響されて真っすぐな性格に育ったんでしょうね……。ユメさんの仕事は確実に若い世代に繋がっているといういいシーンだけれど、彼もまた特攻隊として死地へ赴く運命にあるので、次世代に繋がってはいない……。悲しい……。
- 海軍の息子なので前線ではなく後方の宮崎へ移動命令が出された島田治人。親の七光りで忖度されたと憤り、辞令を破ろうとするが「~~これは大人の本心でしょう。あのね、最後に生き残ったもん勝ちなんだよ。」と菊池先生に説得される。そうなんだよ!!!!最後に生き残った者が勝ちなの!!!!!!
- 私の祖父は終戦の年に陸軍士官学校に通っていた。戦争があと一年終わるのが遅ければ戦地に赴いていた。祖父は和歌山の南部で代々地主と庄屋だった家系。といっても2代目がとある保証人になって財産をほとんど失い、祖父、父の代は貧しい生活を送っていたらしい。*2どんな経緯で中野にある陸軍士官学校*3へ入学したのか分からないが、そこでは、やれ○○家の息子だの、市長の子息だの、祖父の言葉を借りて言うなら「いけ好かない奴」ばかりいたらしい。勉強も挙動も出身もスマートな彼らだったが、結局生き残ったのはジャワ島の憲兵司令官の息子と祖父だけだった。*4私は遠隔地に住む新世紀の中では頻繁に祖父と会っているはずだが、このジャワ島の憲兵司令官の息子と祖父だけ生き残った話を聞いたのは2~3年前のことだ。生き残ってしまったことを悔やむのではなく、むしろ生き残ってやったぞ*5!!!鼻持ちならない奴らはみんな死んでしまった!!!と勝ち誇った祖父の心中が観劇中に聞こえてきた。もちろんこれは、戦前戦中戦後を死に物狂いで生き抜いた祖父だから発せられた言葉だろう。当事者の学徒である舞台上の球児たちは
- 胸やけがするほど青臭い。彼らの生きる理由が「マウンドに立っているうちは野球を全力で行うこと」それが伝わってきた。目の前にあることに全力を尽くさないと。明日がないかもしれない恐ろしさは現代は想像つかない。
- 人生とは?生まれて死ぬ!!!byオモコロチャンネルキャンプRTA*6
- だんだん川原さんが野球部の試合を見る近所の野球好きのおじいちゃんにしか見えなくなった。
- 演者の汗がライトにきらめている
- この前見たのが海をゆく者だったから、めちゃくちゃBGMが喋るじゃん…。ってなる。*7
- 多分実写映画やアニメや漫画や小説で読んだら(そもそもわざわざ自分から触れようとしていないが)目が潤まなかっただろう。舞台だから目の前で役者が演じている迫力がある。
- 島田ぁ!!!!!父さんの気持ちを~~~~~~っ!!!!このっ反抗期め!!!!島田は生き残って回顧録を書いて、実はこの舞台はその島田の回顧録がもとになっていたんですよ…。という構成だったら私がめちゃくちゃ嬉しかったのに。
- ここのユメさん必要ないな
- 川原さん、今まで休日の少年野球を見守る近所のおじいさんだったけれど、そういえば階級は中佐だった。
- 9回裏でアメージンググレイスが流れる演出、ベッタベタである。
- 猪野さん演じる中尉のお顔が端正。脱帽して客席をじっっと見つめているシーン。好き!!!!!!!!終演後に猪野さんのプロフィールの詳細を調べようと決意。
- 中佐厳しい。でも中佐も全力だから。
- 中尉の顔を見て、うんうん、とうなづく中佐。
- なんでだよ~~~。なんでそんなに生き急ぐんだよ~~~~。生き残ってよ~~~~。
- え?これ前夜?前日?*8
- がなり合っている…感情をむき出しにして叫び合うシーンが好きなので*9オモロじゃん。グッときた。
- 均が特攻の制服に着替えて再登場したの、さあ~~~~~~~……。なんだよ。パイロットに憧れる子供みたいに純粋じゃん。昔、戦時中兵隊になった人の手記を読んだときに「航空兵はやはり女子供に一番モテた。パイロット姿は自分たちが見てもまぶしいくらいかっこよかった。」と書いてあった。記憶があいまいだけれど、空を飛ぶことの憧れと、パイロットの制服のカッコよさは今も昔も不変だよね~~~~。と納得した記憶がある*10
- そうだよ、まだ子供じゃないか。
- バットを操縦かんに例えるの、粋
- 凄く映像的だ。客があれこれ考えながら舞台を観なくても、音楽、音、映像、芝居の動き、セリフが分かりやすいのでストーリーが進んでいく。実際私は野球のルールを知らないし役者の区別もついていなかったけれど、3時間半だれることなく見られた。演劇初心者が見ても楽しめるエンターテイメントだとおもう。その分、説教臭く感じられるのは仕方がない。目の前の瞬間を全力で生きる抜くしかなかった時代。そして10代後半の時間を戦争に翻弄された時代。彼らが野球をプレイしている間だけは青春できた。野球をしている間の集中した時間に今も昔もないけれど、当時の集中は今とは別の「生きるか死ぬか」要素が常に背後に張り付いた集中だったのだと考えながらカテコを迎えた。
- 股下5000kmある*11細長っ!!!!!!!
- うんうんと皆を見てうなづく川原さん。ただでさえ細長い足が腰を折ることでズボンに引っ張られて強調される
- お辞儀をすると分けた前髪がはらりと落ちるのいいよね
- めんぴりのとき、膝を持って前屈!?!?ってくらいのお辞儀をしていたのは、着流しだから裾をはだけないようにと考えていたけれど今回もその仕草だった。川原さんの癖を知れて嬉しい~~~~
- 死んだおじいちゃんに会えた!と語っていたキャストの人。
- 「明日からどう生きていけばいいか」猪野さんとの掛け合い。川原さんのツッコミが良。猪野さんがパンフレットで
-
大尊敬の川原和久さん!!!その場にいるだけでシーンを成立させてしまう存在感が本当にすごい!!色々質問して盗みまくりたいです・・・。舞台野球飛行機雲のホームラン パンフレットより
- と語ってくれていて、色々質問できたのかな???この距離感は仲良くなっていそうだよね!!!!!!よかった!!!!と嬉しい。嬉しいし、パンフレットで川原さんについて言及してくれたことがめちゃくちゃ誇らしい。ありがとうございます。推しが誰かにとって大尊敬と言われる存在であること。応援しがいがある。
- でもこれだけ言わせて!!猪野さんのおしりめちゃくちゃ安産型で良くないですか!?!?!?川原さんが薄いので余計に感じるのかもしれないけれど。横に並ぶと軍服の後ろがパッツパツで小さいおけつあんぱん*12みたいで(褒めてます)
- 「みんな顔が小さいでしょ(略)彼ら彼女らは子供世代。僕は子供がいないけれど、もしいたら……」「なりませんよ!!!!」ここ、猪野さんがすかさず突っ込んでくれて、川原さんのお顔をネタにしている~~~~~あああ~~~~~嬉しい~~~~~川原さんが共演者にいじられている~~~~相棒以外でこんなやり取りが見られるなんて~~~~~~今日観劇して本当に良かった!!!!!
- 「すてきで素晴らしいカンパニーで仕事ができたこと、ご来場くださって皆さんありがとうございました。」
- こちらこそ!!!!川原さんを起用してくださって、そして川原さんも受け入れてくださってありがとうございました!!!!!!
以下、当日の終演後のツイートを置いて終わるよ!!!
#舞台野球
— 魔王 (@ma0haakai) 2024年7月7日
カテコ。お辞儀をするとズボンが引っ張られて股下5000kmのおみ足の細長さが強調されるの、川原和久だな〜〜〜〜〜〜……!!!!と実感しました。
中盤まで、休日の少年野球を見守る近所のおじいちゃんだったけれど、そういえば中佐だったと改めて気づかせるシーンもあって、ホクホクです
お腹が空いたので帰ります pic.twitter.com/7pNZyNBrQD
— 魔王 (@ma0haakai) 2024年7月7日
【⚾️#舞台野球 全試合終了! ⚾️】
— 舞台「野球」飛行機雲のホームラン (@Contrail_St) 2024年7月7日
想いを繋げ、全員野球で今日まで走り抜けることができました。
ご観戦いただきました皆様、また応援してくださった皆様へ、心より御礼申し上げます。… pic.twitter.com/i6KIzUt7yB
映ってる💞💞💞💞>RP
— 魔王 (@ma0haakai) 2024年7月7日
レポは明日以降に書こう。今日はもう寝る…💤💤💤
遅番→早番の勤務が朝起きれるかの不安と、早番の勤務中に集中力が切れないかの不安と、こんな生活を続けていけるのか不安で、とりあえず舞台野球の感想を打ち込んでる。
— 魔王 (@ma0haakai) 2024年7月18日
画像は、多分「ずいぶん昔のことだ」と書きたかったんでしょうね。 pic.twitter.com/z3ZIYWfyIJ
*1:一週間たって書き起こしているけれどこの文章謎
*2:それでも祖父の幼少期は住み込みの女中さんがおり、彼女たちが寝起きする部屋などもあった。今も残っている。
*3:陸軍士官学校なら市ヶ谷台だけれど中野なら諜報員要請の陸軍中野学校になる。中野にある士官学校に通っていた。としか教えられていないので。今度詳しく聞きます。
*4:ここら辺、祖父からの聞き取りがあいまいです。終戦時の話なのか、終戦後、数年、数十年経った会合での話なのか。ここ数年の話ではないはず。祖父は現在98歳。今年99歳になるので。
*5:現在子供5人孫13人ひ孫3人がいる祖父は、20年ほど前に養鶏業を辞め、絵を描いたり書を学んだり、田畑を耕すなど悠々自適な隠居生活を送っている。そして祖父は5人兄弟だが妹はまだ存命で、先日も自由学園の会誌に載っていた
*6:
*7:歌詞付き女性歌手の歌だった
*8:菊池先生が自殺した時間軸としては試合途中ってこと!??!
*9:海をゆく者はそういう意味で最高でした
*10:それから10数年後、TGMにドはまりしたときも思い出し、今年ゴジマイを映画館で見た時も思い出した