肩甲骨が剥がれない

Twitterの補完版として始めたけれど、自分の備忘録状態。なるべく他人に読んでもらうつもりで書きます。

相棒コンサート~響~2022/10/9大阪昼公演レポート~

「ぁ右京~~~さんっ!!!!!!!!!!!」

あの日、フィニーチェ堺の大ホールの客席に座っていた私たちが目撃したもの。

杉下右京亀山薫。14年の月日を感じさせない二人の相棒が確かに実在し、喋り、笑い、見つめ合い、肩を並べてステージに立っていた。あの場で感じた空気をなるべく書き留めたいと思います。

なお、本来なら昨日完成するはずだったんですが下書き保存を重ねたにもかかわらず8割完成という段階で文章が消えました。編集履歴に残っておらず頼りになるのは当日書いたメモと私の記憶のみという心が折れている状況で書いています。そうこうしているうちに公式がyoutubeに右京さんと薫ちゃんが登場したシーンをアップしたので、ほんとこんな辺境のブログなんか読むよりその動画の再生回数のカウントを回してください。たのみます。しかしテラサやDVDに収録と言った課金コンテンツにしないという選択をした公式にビックリ。公式が薫ちゃん復活シーズンを視聴する人を取り込もうとする意気込みをとても感じる。

いつも書いてあるようにこのブログは「当日会場にいなかった人に向けて~」みたいな文章や目的でもないし、純度の高い感想がインターネットに溢れているので、そういうレポを読んでください。当日の感想ツイートにしか得られない栄養素がある。そして私は例の動画をまだ見ていません。いや、見たら絶対動画に引っ張られてしまうから…。なのでめちゃくちゃ間違っていたり基本的にあいまいだからな!!!!

 

 

 

出演者トーク池頼広さん川原和久さん小野了さん~

  • 相棒コンサート恒例の池さんの経歴を紹介する塚本アナ「10代のころから世界的ベーシストとして活躍し~(略)~様々なところでお名前をお見かけしています!」池さん「大阪駅で?」塚本アナがひとしきり笑った後「……タイバニとか」と答えていた。言いよどんでいたのは世界的コンテンツと言ってもアニメだから相棒のファン層と被っていないことを危惧したのかな?感じたが、公演終了後に「今日の公演は配信や収録を目的としたカメラが入っていたらしい」と耳にし、他コンテンツの名前だから???といらぬ心配をした。
  • 相棒サウンドを作るときのこつは?という質問に「(首元の)相棒スイッチを入れる」と答える池さん「コンプライアンスが許すのであれば是非そのスイッチを見せて欲しい」「楽屋でお待ちしております」今文章として書くと遠くの方でハラスメント的なそういう影が見えるけれど現場ではそういう雰囲気ではなかったからね!!!私だって見たいわ!!!池さんの相棒スイッチ!!!!
  • ここで川原さんと小野さんの寸劇がスタート。第一声が「お~~ら!!亀!!!!」だったので会場の一部が本気で薫ちゃんが登場するのかと息を飲む音やフライング拍手が聞こえたが、展開を知っているもの*1としてはもうここで拍手してもええんやで……。とおばあちゃんになる。あとこれは完全なる余談なんですが、近くのカップルの男性がインターミッション中「あそこで亀山が登場すると思ったのか?全然違うのに?分かんないのかな(関西のイントネーション)」とあの雰囲気を小ばかにしたような発言をして、はぁ????お前の後ろをターボババアしてやろうか??と現代妖怪になりかけていたが、カップルの女性が「いや、分かっていて敢えてああいう反応をしたんじゃない(関西のイントネーション)」と諭しており、ほんと、よくできた娘さんや…。と再びおばあちゃんが戻ってきました。
  • 寸劇を演る前に「大阪の人は笑いに厳しいし、塚本アナは旦那さんがお笑い芸人だから特に」と心配していた川原さん。塚本アナはいい感じに慰めていたけれど「私も家出のやり取りにお金払いたいぐらいですもん!」と締めていたのが記憶に残っている。どれだけ面白い方なんだ旦那様は。
  • 東京にいる大阪出身の人に堺市の位置関係を聞いてきたり、「堺以外の人が多いのでは?」とコメントした後「堺の人~!」と会場にアンケートを取り「堺良いところですね」とコメントする川原さん。う、受けている~~~!!推しが地方公演ネタで受けている~~~~!!!堺市の人おめでとうあなたは幸運な人です。そして川原さんを受けさせてくれてありがとう相棒ファン。ほんと、嬉しい。
  • 「みなさんソワソワしていると思うので巻けと言われて、実際に(寸劇を)短くした」「(ドラマの音楽は池さんがある程度作成した数曲から編集時にセレクトしてカットなどしている、といった話で)我々も尺が決まっているので、放送を見て、あれ、映っていないなと。」
  • 池さんと小野さんは30年来の友人。池さんの声が小さいことをいじり叱る小野さん。
  • 「劇場版(の相棒サウンド)はオーダーメイド」とまとめる塚本アナ。その通りです。聴き終わった後小野さんが「劇Ⅳの切ないラストが……ぜひテラサでご覧ください!!」と突然の宣伝。川原さんも血まみれでしたねと振られ「歌声も相まって切ない気持ちに」
  • 相棒の現場でコロナの影響は?という質問に「影響はない。スタッフが少し変わったくらい」と答える川原さん。コロナ禍が始まった時S19の終盤で、相棒もついに撮影休止、下手すれば最終回の放送が無くなるかもしれない。キャストやスタッフの皆さんの健康第一だが、そこんところどうなるんだろうと心配したことを思い出した。毎シーズン恒例のシーズン完走お疲れパーティーの開催は無くなったらしいけれど、そういうところもふくめ、メインキャストやゲストが感染しなくて良かった。としみじみと思うのです。
  • 川原さん的薫ちゃん復活ポイント「薫が戻ったことで変わった伊丹を冷たい目で見る右京」
  • 20年間伊丹憲一を演じている中で川原さんが感じていること「僕が寄っているのか彼が寄っているのか…」小野さん「2人とも酔っているの?昨日の夜の話ではない?」川原さん「ホテルから出ていません!!」
  • ここ!!すごく川原和久さんが考える伊丹憲一解釈ってかんじがして心に残ったコメントなんですよ!!!まず川原さんは「作家さんが書く台本が第一」と考えているけれど、イタミンの日常動作や癖には川原和久が出ているんですよね。正義感の強さとか、精神的な部分が似ていると本人も語っている。相棒というコンテンツのキャラクターでありつつも川原さんにとって「一緒に歩いている存在」なんですよ。伊丹憲一を「彼」と表現できるのはこの世で川原和久ただ一人なんです。次に共演者として役者仲間として長年の付き合いの小野了さんとコンサートのトークゲストという特殊な空間で生じる掛け合い、ツッコミに対処するシャイボ―イ川原和久、という稀有な状況。最高。これは貴重。最後にお酒や酒宴が好きな川原さんならではじゃん!?!?ほんとこんな過密スケジュールじゃなかったらもっとゆっくりできただろうな…。はやく大っぴらに川原さんにアルコールを摂取させてあげてください。そんな世の中を作りませんか。片山先生お願いします(突然の政治)
  • 池さん「東京公演から言おうと思っていたけれど、最果てのファゴットのソロにも注目してください」やっぱり~~~!?これな。前夜の公演でファゴット奏者を見て、その渋い音色が東欧のもの悲しいメロディーにあっているなと思っていたんだよ~~~~そうか~~~~ソロだったのか~~~~東京公演ではまったく気づかなかったけれど、注目出来ていたことが誇らしい。*2
  • 川原さんがスツールに腰かける時に拍手が沸いた。お、推しの動作が受けている~~~~~~!!!!!!!!!最高。ここで拍手した相棒ファン全員とハグしたい。川原さんも「いえいえそんな」と謙遜してる。フフフ。推しが照れてる。フフフ。
  • ちょっとここから書き漏れていた映像シーンの感想が連なる!!
  • 噂話されている麗音の眉がぴくって動くところ、芸が細かすぎる。マンガチックな表現ができる人間っているのね
  • 麗音を引き連れて去っていく芹沢とイタミン。イタミンが腕をこう、ブンッて振りながら歩くの、先輩風がビュンビュン吹いていて非常に良い。最高。
  • 真実の果てで薫ちゃんと右京さんが木札をひっくり返すシーンとおんぶするシーン。そこで必ず涙腺が緩んで毎回泣く。これはどの映像でもそうなんだけれど、右京さんと歴代相棒が出会い、別れるシーンは”相棒になる前の出会い“と”相棒としての別れ“という対比で泣かせるじゃん最高
  • 劇Ⅰで右京さんが地図とチェス版が連動していることに気づき、薫ちゃんに説明するシーン。右京さんも興奮して早口で薫ちゃん(と観客)に説明するけれど、その時の薫ちゃんの表情。右京さんのテンションを邪魔しないように限られた言葉と状況で理解しようとする演技が最高に“亀山薫”で最高
  • 刑事の背中で芹沢、イタミン、冠城君、とカットが変わっていくシーン。2人は正面カットなんだけれど、冠城君だけ斜め横からのカメラアングルで、ギザな2枚目をここぞとばかり強調されていて最高
  • いよいよ歴代OPを生演奏する特別企画!*3順調にS20まで進み、これからS21の御披露目演奏かと思いきや、暗くなる会場。スクリーンにはナビゲーターの右京さん。ざわざわざわ、これから始まる“その時”の到来を感じざわめき緊張感が走る会場。右京さんが「では僕も壁を越えて見ましょう!」というとカメラに向かってどんどん近づいてきて....

 

 

出演者トーク~水谷豊さん寺脇康文さん~

  • 右京さんが紅茶を片手にステージ後方、金管パートとコーラス隊の境目に登場した!!!わーーーー!!!!きゃーーーー!!!!わーーーー!!!私、右京さんを生で見るのが劇Ⅳの舞台あいさつぶりで、まあ、初めてじゃないしな...と斜に構えていた節があったんだけれど!!!ばか!!!数時間前のわたし!!!!大興奮!!!!!会場もこの日、いや、今まででになかったぐらいの規模の拍手が包み込んだ。
  • 「ある人物と待ち合わせしているのですが、おっちょこちょいなので迷っていないと良いのですが」薫ちゃん、やっぱり右京さんにおっちょこちょい扱いされているのか、かわいい。最高。ここで1階席、双眼鏡を持つ人は薫ちゃんがどこから登場するのか目を凝らしてステージや会場をキョロキョロしていたでしょう。私はめちゃくちゃ右京さん周辺を凝視しまくっていまして。そしたら!!!
  • 冒頭の台詞とともに、ステージ後方。右京さんとは逆のトロンボーン隊の中から薫ちゃんが姿を表した!!!!!!!
  • 声を出すのは禁止されていたけれど、マスクの下でがんばって声を押さえつつ悲鳴を上げてしまった。だって??!!あの?!?!!!?伝説の右京さんの相棒の亀山薫が目の前にいるんですよ?!?!?会場も万雷の喝采(声無し)で薫ちゃんを迎える。
  • 寺様のアドリブなのか素なのか最初からフルスロットルな薫ちゃん。恐山じゃないけれど亀山薫が顕したとこの身をもって実感する。*4自分が卒業してからサルウィンにDVDを送ってもらい後任の相棒を見た、と言い「神戸尊(空中に書道するように”か”と”る”を強調する)「甲斐享(同じく)「反町隆史(同じく)」とオチを付け、今そっちに行きますね、と上手から下手に右京さんの方へ向かう。「前、失礼しますね、正確には後ろだけれど」とトロンボーン隊とトランペットとサックスの後ろを通り*5
  • 「亀山君」「はい」「お帰りなさい」固い握手を交わし見事再会した二人。この!!!!!!ツーショットを!!!!!!!!まさか生きているうちに拝めるとは!!!!!!!!レベル4の後の空白など感じさせない二人の距離!!!!!!!!!!!!
  • ステージに降りてきて「(今まではナビゲート映像のみだったので)コンサートのステージは初めて!しかも亀山君と!!」と心底嬉しそうな豊さん。
  • 渡辺アナ(二人が登壇するときのみ別のアナウンサーさんにバトンタッチした)が二人を紹介するときに*6右京さんはニコニコ笑って、紹介慣れているな~と感じたが薫ちゃんは凄かった。四股を踏み、指揮台に飛び乗りエア指揮をしていた。おや???今日のコンサートはディズニークラシックかなあ?????動きが完全にミッキーだった。アニメの上映が始まったのかと思ったわよ!!!!!!!!!!
  • 寺脇康文さん、亀山薫が変わっていないことにことあるごとに言及し、しまいには「変わっていない」と自分で言ったり聞いたりするだけでツボってしまい口を抑える右京さんが完全に水谷・フェアリー・豊だった。かわいいの極み
  • 「さっきの楽屋でもこんな調子で」「楽屋と言えば豊さんはメイクの後目薬を差すんです。無事終わったら”入った”とスタッフさんに伝えるんですが」ここで特命劇場が急遽開幕。豊さんと寺様が様子を再現。豊さんが自分で目薬を差して「入った」と言うと……寺様が「いよぉぉぉぉ!!!!!」と掛け声を上げ、ずんどこずんどこと指揮台を和太鼓のように見立てて叩き囃し立てる、という夢みたいな状況。今こうやって文字にすると「風邪をひいた時に見る支離滅裂な夢」感があってやばいんですが、これ、あの、事実なんです。しかもこれ毎回やっているそうなんです。*7日本のどこかで(大泉の撮影所やロケバスで)男子中学生みたいなノリでおじさん達がキャッキャしている空間がある。大丈夫?まだ二人が再会して10分も経っていないけれど、私は豊さんと寺様の相棒感に早くもお腹いっぱい酔ってしまいそう。
  • 豊さんが康文言うた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!*8
  • 堺市生まれを明かす寺様。そして会場のどこかに生んでくれた母親も来ているんです。生んでくれたという表現よ……孝行息子やん…。お母さま、あなたの息子さんは日本を代表する俳優となり、素晴らしい演技と性格で日本中を沸かしております。生んでくださってありがとうございます。豊さんも「僕の相棒を生んでくださってありがとうございます」とステージ中央でお辞儀。*9
  • 豊さんから寺様に直接亀山薫役のオファーを伝えた、という話。*10「これを言うと泣いちゃうんですが、豊さんがね、これが僕らの運命なんだよっていったんです」相棒の最後は亀山君を呼びたいと願っていた豊さん「正直言いますとね、相棒がこんなに続くとは思っていなかったんです。終わらない。しびれを切らして(ソリが卒業した後)今しかないと思って呼びました。」「電話を貰った後、大丈夫ですか?還暦でMA-1着て、と言うと」「大丈夫です。僕も70なんで」このやり取りを聞いて、やっぱり相棒は確実に終わりに近づいているんだ、と胸の底で苦痛が広がるが「豊さんが70!?!?!?」という事実に脳が混乱する。70!!??!?!(知ってた)
  • 「還暦と古希で股関節コンビ(ここでコマネチ)」「次は米寿喜寿コンビになっちゃいます。池さんもおじいさんの曲作れませんよ」池さん!!!そうだ!!!!!ベースを肩にかけてずっとスタンバっている池さん。にスポットライトが当たり、渡辺アナも池さんを紹介。
  • ようやくS21のOPを演奏することに寺様「皆さーーーん!!録音の用意!!!!!!!」慌てて渡辺アナが「録音しちゃいけない!!!!!!!!!!」と叫ぶ。無断撮影、録音、録画、無断転載、違法DL、の撲滅が叫ばれる昨今で高度な舞台ジョークをかます寺脇康文。ほんと、何者なんだこの人は。レベル4どころじゃない。
  • OPを見終わり*11豊さんが池さんに質問「いろんな色の棒(アレ)は?」「冷静さの青と動の赤」と、解説していると寺様が割り込んで「青が右京さんで赤が俺です!!!!!!」「「「それもう言った!!!!!」」」とその場にいた全員に突っ込まれる。めちゃくちゃ面白い。文字にすると古典的なネタだけれど、薫ちゃんなのか寺様なのか境目が分からなさがとても”亀山薫”でして。寺脇康文亀山薫が寄りすぎてしっちゃかめっちゃかになって唯一無二の存在になっている。亀山薫寺脇康文さんが演じてくれてありがとうありがとう。
  • 池さんがS21の見どころを聞かれて「イタミンなどの昔の曲も楽しんでいただけたら」と答えており。やはり亀山薫と言えば伊丹憲一、としみじみしていると寺様が、マイクがない時は口をパクパクさせていてマイクを渡されると「…ということなんですよ、ね、右京さん!」声を出す小ネタをぶち込んでくる。
  • 渡辺アナが思わず「小ネタが多い」と溢すくらい隙あらばボケてボケてツッコミ待ちをする寺様。
  • いよいよ二人の時間は終わり……。そういえば川原さんと小野さんはついぞ登壇しなかった。もったいない。せっかく同じ場所にいるのに。楽屋のモニターで会場の様子を見ているのかしら……としんみりしていたら
  • 伊丹憲一がステージにやってきたぞー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!どあ!?!??え!?!?!?終結する4人。参事官が「杉下ぁ!」というと「このことは部長に報告しておきます」と冷静に返す右京さん。そして参事官の後ろでイタミンが、右京さんの後ろで薫ちゃんがお互いに見つめ合っていてさああ!!!一通りやり取りがおわるとイタミンがてるおを押しのけて薫ちゃんの方へ向かって……巡り合ったよーーーーーーー!!!!二人が!!!!!!14年の時を超えて!!!!!!!!!!!!!!!!!生で薫ちゃんに向かって「元特命係の亀山ぁ~!!!」なんてさあ!!!!もう!!!!しかもそれを受けた薫ちゃんが完全に声色とか動作があの頃のまま返事をするんだよ!!!!ねえ!!!!!ちょっともうあと2~3万はらうから!!!払わしてください!!!!頼みます!!!!!こんなショウを見せてくだってありがとうございますありがとうございます!!!!!みなさん!?!?!?こんな文章読んで時間あったら配信動画を見てくださいね!?!??!?!?ほんと、あの、まじでいまこれ打ち込みながらこの二人の邂逅シーンだけで見たくて仕方ないんですよ!!!!
  • 「モニターで見たけれどお前みたいに”ありがとうございました”なんていわねえよ」そうやって楽屋ネタも唐突に取り入れてくる寺様。すげえ。さっきの対伊丹憲一の亀山薫からす~ぐ登壇ゲストの顔になった。役者じゃん。(知ってた)
  • 写真撮るの!?!??!?!?!?そんな劇場版舞台挨拶や大ヒットお礼舞台挨拶みたいなことを!?!??え!?!?!?!ということはこの写真がHPとか公式Twitterにアップされるの!?!?!?*12ここで渡辺アナが「お化粧を直される方はいまのうちに!」みたいなことを言っており、たしかに場内の照明が付いたのでみなさん身だしなみを整える姿がよく見えた。シャッターは2回か3回切られたけれど、声が出せない分全力で、この時ばかりは後方席の人のことなど気にせず思いっきり腕を上げた。相棒、最高~~~~~!!!!って叫びたかった……。
  • 2階下手BOX席に会場のどよめきや笑い声や興奮にも一切動じず数人の男女が座っていたのね。舞台上のゲストがはけた瞬間に席を立って出て行ったので、プロヂューサーかマネージャーか、豊さんと寺様のお偉いさんなんだろうなって思いました。

 

 

 

まとめ

「壁の向こうの登場人物達の物語は続いていきます」毎回相棒コンサートのナビゲート映像では、古今東西の音楽や演劇や映画の名言を右京が語り、それに待つわるエピソードや蘊蓄を披露しながら進んでいく。今回のテーマは「第四の壁」舞台を囲むのは天井と左右、そして物語の登場人物と視聴者を隔てる架空の壁。見えないながらもこの壁は絶対であり、私たちはどうあがいても壁の向こうへ行くことはできないし、登場人物達もこちら側に来れない。

観劇する度に感じることだが、私はカーテンコールが大好きだ。さっきまで壁の向こうだった登場人物と彼らを演じていた俳優達が入り交じり、まるで夢の世界と現実の狭間のような異空間*13が観客の拍手や喝采やスタンディングオペレーションで彩られている。相棒コンサートの醍醐味である「ゲストが登壇するトークパート」はこの異空間が膨張し、夢の世界に侵食している、そのアンバランスさがとても奇妙で実に面白い。

右京と薫、水谷豊さんと寺脇康文さん。二人の夢の世界の住人が壁を越え現実世界へやったきた。永遠に壁の向こうの登場人物だと思っていた亀山薫がこちら側にいる。しかしそれでいてバランスを欠くこと無く、壁など存在しないと思わせる魔法がかけられた空間だった。それは演じている右京と薫が強い絆で結ばれた相棒だからであり、演じている豊さんが寺様を信頼し、寺様が豊さんをリスペクトしている。そんな関係性が伺えたからだと思う。二人が別れてた月日の長さも重要なエッセンスだ。「気をつけて、行ってきてください。」右京から薫ちゃんにかけた別れの言葉。*14会場で顔を会わせた薫ちゃんを「お帰りなさい」と迎える右京さん。視聴者の代弁、という意味合いも強いんだろうけれど、二人が電話越しじゃなくてちゃんと見つめあっていたことが嬉しい。ああ、ちゃんと再会できた。“さようなら”が別れの言葉じゃなくて良かった。壁の向こうの登場人物の人生が続いてくれてありがとう。オタクの仕事かと思っていたよ。

 

水谷さんと寺様の二人の関係は共演者を越えて運命と豊さんが表現していたけれど、私は杉下右京亀山薫も運命と断言していいと思います。人間の意思や思惑なんて枠を飛び越えて、2人が相棒として再び出会い肩を並べて真実を追い求める姿は唯一無二。そしてそう盲信している視聴者の裏の裏の裏をかいてあっと驚く展開を見せてくれる相棒ワールド。そのスリルとショックとサスペンスがジェットコースターのように緩急ついた新シーズンがいよいよ始まることを祝う門出として最高のイベントでした。

 

 

 

最後になりましたが、相棒コンサートに関わった全ての人へお疲れ様でした。観客として、川原和久さんファンとして、相棒ファンとして夢みたいな時間でした。劇場スタッフ達が捜一をイメージしたであろうスーツ姿なのも眼福。余った金テープを回収して出口で配っていたスタッフさんナイスです!そしてめちゃくちゃ個人的なこと!東京と大阪公演で無理矢理出会い、巻き込み、強制的に縁(フォロー)を結ばせる、という桃井太郎も真っ青な行動をしてしまい、やべえ奴だったな、と今さらながら思います。頃合いがついたら全然フォロー外してもらって構わないんで!!そしてフェニーチェ堺のロビーでめちゃくちゃ団体となってしまい、あの、ほんと、すみません。テンションが振りきってしまったんですが、相棒ファンは礼節ある人畜無害な人ばかりですから!!本当に好い人ばかりだからな!!!!興奮しっぱなしで夢みたいだなと思っていたけれど、記念写真を見返して(現実だったのね...)と我に返っています。駅までのタクシーの中ですら盛り上がりすぎた。

 

 

それでは!あと2時間後に始まる右京さんと薫ちゃんの新しい運命を見逃さないように、まずは諸々の家事を終わらせます!!!急げ!!!準備が終わっている人は公式動画を5回は見て!!!!!!!!!!

 

youtu.be

 

*1:前夜フォロワーさん達と右京さんと薫ちゃんはいつ登壇するのか?と話題になって私はインターミッション後説を推していた

*2:超個人的なこと。学生時代の先輩がマイファゴットを持っていたことを思い出していたんですよ。その夜友人からその先輩と久しぶりに遭遇した!という報告ラインが届いて思わず「私も今ファゴットを聞いてきて先輩を思い出していたよ!」と返した

*3:関係ないけれど、S1のOPの時に電子音らしき音が鳴ってなかった?私の座席の周囲だけ??3階席下手なんだけれど

*4:

youtu.be

*5:トランペットのルイス・パジェさんの髪型をいじっていたことを気にするTwitterの声を目にして、私は単純に笑ってしまったが、そういうのに敏感になっていった方がいいんだろうな。

*6:この人終始薫さんと呼んでいたな

*7:このお祭り感はぜひ動画を見て欲しい

*8:終演後フォロワーさん達とこの康文呼びでひとしきり盛り上がった

*9:このあと何回か「お母さま、お楽しみいただいていますか?」と母親ネタが続く

*10:正式なオファーは事務所を通してらしい

*11:いつものようにスツールに腰かけるのではなく、指揮台の横で立ってみていた。肩を並べてスクリーンを見上げる二人の後ろ姿を見ることができたのは観客の特権だわ

*12:当日配信・収録目的のカメラが入ると知ったのは終演後だったので驚いた。いや、過去に音源だけ配信はしていたけれどまさか場内の様子が写真に残るとは。

*13:同様の理由で物語が始まる前に演者の名前がクレジットされるOPも性癖ですね

*14:これ、携帯で言っているんだよね。官房長と別れて並木道を歩きながら薫ちゃんに電話をかける右京さん。高架下を歩きながらその言葉を受ける薫ちゃん。電話を終えた薫ちゃんが高架を抜けて明るい陽光を見つめているシーンがとても亀山薫の今後を表現していたことを思い出した。