肩甲骨が剥がれない

Twitterの補完版として始めたけれど、自分の備忘録状態。なるべく他人に読んでもらうつもりで書きます。

転職活動が一定の成果を上げたのでので何をしたか書いていく

新卒から勤務し続けた職場に限界を感じたので転職活動して先月内定をもらった!!!!

応援してくれた友人達、フォロワーさん、そして両親、本当にありがとう!!!!!(あと元彼と転職アドバイザーも)

世に転職活動記なんてそれこそ星の数ほどあるけれど、私が書きたいから書く!!

私の場合は、かなり、かな~り遠回りをした結果、マイナスからゼロに近づいたキャリアになったし、不本意ではあるけれど新生活をすることになった。新卒の就活から書き始めるので個人的なことばかり書くから、時が経って気が向いたら編集するかもしれない。

 


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写真はサムネ用の転職活動に関係ない焼き牡蠣の写真です。美味かった…!

 

 

転職のきっかけ

地元で公務員行政職を目指していたが全敗し、急遽就職した先が現職だった。

学習室でアルバイトをしながら公務員試験の勉強、そして失敗。この時大学4年の10月。まあ、焦るよね。公務員浪人も考えたけれど、卒業時にとりあえず自分の所属先だけでもあると安心しておきたかった。よほどのブラックじゃない限り正社員として職を見つけよう!と学生ハローワークに登録してみたり、マイナビリクナビ経由で応募してみたり、泣きついた大学の就職課から紹介してもらったのが現職だった。

 

そして月日がながれ、2021年。唐突に*1「このままではいかん!!!」と一念発起して公務員試験専門の学校の門をたたいた。念のためマイナビ転職にも登録して、転職フェアにも参加した。

 

 

 

ma00720.hatenablog.com

 

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当時の日々書いた日記たち。このころは真面目に予備校に通っていたので日記にそれとなく匂わせをして、合格したら発表するぜ~~~ともくろんでいた。今思うとそんな妄想をする前にまじめに勉強しろ。

 

こんな本を読んだりした。劇団雌猫さんは同世代かつオタク構文と相性がいいので好きなグループです。

 

 

~3年後~

全☆敗!!!!!!!!!

 

正直ここで公務員への憧れは完全に切れた。……切れたけれど、〇〇〇〇〇〇になりたかったな~~~~~あああああ~~~~~~~~と時折思い出して切ない気持ちになっている。*2

 

現職への不満

 

もう現職で定年まで勤めるか。気持ちを切り替え始めた。仕事もようやく一人でこなせるようになってきたし、人間関係で困ったことはあったけれど、ハラスメントとして告発したらそいつは僻地へ移動になった。*3一日、一か月、一年間の仕事の流れも把握しているので力を抜くべきところや頑張る部分の調整も利く。休み希望も通りやすい*4一緒に働く人たちは善人が多くて、かわいがってもらっている。仕事の悩みや相談に乗ってくれる人や、社員旅行に行く仲の同僚もいる。

役職はついていないし、今後も付く予定はないけれど、長く働く環境にはもってこいだ。実際新卒一般職の募集は10年ぶりだったらしい。上の世代のお姉さまがたは新年会や研修などで会うと、愚痴はあれど楽しそうに仕事をしていて、そしてもれなく全員から「ぜったい辞めないでね!!いやなことがあれば私たちに言って!!!」と言ってくれる。*5

 

でも給料が低い!!!!!!!!!!!!!!!!

このまま定年まで実家暮らし(ある程度生活費を納入*6と貯金している)をして、なんとか生活できるレベルだ。だがしかし、順当に行けば両親は私より先に老いて死ぬ。もし私が受け継いだとしても、固定資産税や修繕費、維持費などはとてもじゃないけれど払えない。*7

 

今後、結婚したら共働きをしたいと考えていたが、下手をしたら夫の扶養に入ったほうがいいレベルだ。そういえば結婚や出産した事務職がこぞって辞めていたな。後輩で総合職の女性もいたけれど全員3年も持たなかった*8

女性として働くことの将来性がないことに気が付いた。

結婚出産介護看護生理リフレッシュ休暇は取得しているお姉さまもいる。ただ、給料を上げるための役職が存在しない。昇給はあれど、バイトの時給じゃないんだから、という程度だ。*9

入社して数年後「そういえば一般職にも役職が必要なのでは……??」と気が付いた上層部が重い腰を上げて、初めて総合職の真似事みたいなポストが作られた。ベテランお姉さま方数名がそのポジションにいる。

どれだけ昇給しても基本給が上がらないことにはボーナスや退職金は雀の涙だ。その昇給に必要な機会が今の職種では無い。

私より後に入社した人たちが、全員3〜4年後に役付になっていくのを横目で見る諦めと虚しさ。*10彼は彼らで、様々なプレッシャーと戦ってもらうために、成長を見込まれて入社していると分かっている。これこそまさに一般職と総合職の違いですしね。*11

 

 

職場の社風に不満があるのではなく、その制度や規則に私の将来が合致しない、と感じたことが一番の原因ですね。

昭和から続く一般職の名残で、特殊な技能を必要としない。いくらでも替えが効く仕事をしているし、繁忙期と閑散期の差が拠点によって激しいから平均してこの基本給なのだと理解している。その割には私は一人で専属的な仕事をしているんだよな~~。今の業務量を人に話すと全員が全員「え??そんなことまでやってるの???」とドン引きさせる。そして拠点によって業務量が違うのもおかしな話だ。わたしが最初に配属された場所は組織屈指の忙しさを誇る拠点で、ブラック会社根性を叩き込まれたよ…。*12つくづく、昭和~平成初期の嫁入り前の娘さん、もしくはパートや派遣上がりの子育てにひと段落した世代が家庭と介護を両立させながら働きたい人にはもってこいの環境だ。地方の事務職としてはよくある光景なんです。いや、地方の事務職で福利厚生と待遇を大企業ベースで享受できる環境はめったにない。だから辞めないんだろうね~~~。*13

 

 

じゃあ二人で暮らせばいいっていうじゃん????できていないからこうなっているんだよ!!!!!

 

 

 

そんな理由です。知らんがなっていう内容だし、人によっては「そんなことで?!」と呆れるかも。でも上記の不満があった&周囲で転職を経験している人が過半数いた。というもの大きかった。理由は様々だけれど、友人知人が転職活動を経験している。私一人だけの挑戦ではない、という心強さもあった。

 

給料アップ!福利厚生と待遇は現職と同等かアップ!!定年まで勤務できる職場!!!

 

しかし事務職でそんな仕事は無いんだよな~~~。車があるので住んでいる県内では場所を問わずで探したけれど、難しい。

 

転職活動初期

X上で転職活動に関することを書いていなかったかしら…と思って遡ったけれど、なんだかんだ言って結構好きなことをしているな私。

 

 

写真を撮った当初は転職のことは全く頭になくて、この数週間後に急遽台湾に旅行に行くことも知らずにのんきにこんなツイートをしていた。しかしこのとき取ったデータは後に本当に役立つことになる。

 

 

年明けから本格的に活動を始めた。マイナビに久しぶりにログイン。しかし、自分はただの事務職で特に目立った資格も持っていない。年収(現職の給料と比較すると思い切った金額に設定したけれど、今考えたら同年代よりだいぶ低い)異業種歓迎、未経験歓迎、譲れない福利厚生だけ設定して、地域を地元とその周辺にしてひたすら求人を見た。その中で、プライドだけは一丁前なので、上場企業やそのグループ会社があればお気に入り登録。応募をしても全く反応がない企業もあれば、自前のエントリーフォームに誘導されるところもあった。

一応8年前も人真似ながら就職活動をしていたので、徐々に感覚が戻ってきた。そうそう。経歴と自己PRと志望動機を埋めるとマッチングする企業が増えるんだよね。働く先輩の声、あったな〜〜〜。ただ、当時と違うのはアピール待遇にリモート、フルリモート可能。の文字が目立ったこと。選考経過にWEB面接も設けるとことが時代の流れを感じられた。

転職するぞ!!と決めたはいいものの、とくにやりたい業務や興味のある業界がなかった。(現職も紹介ではなかったら絶対に自分では応募ない業界だった)給料、待遇、仕事内容、すこしでもアンテナに反応した企業が見つかったら、その企業の公式ホームページや採用ページに飛んで、仕事内容や求める人材を読み込んだ。昔行政職員の説明会に参加したとき、質疑応答時に「求められる人柄や才能は?」と聞いた人がいた。しかしそこは公務員なので「募集要項に書いてあること、それが全てです。」と返しており、やり取りを聞いていた私は「もうちょっと手心というか、そういうニュアンスで答えてはくれないんですね…」と公的組織の厳しさを知ったが、今回の転職を通じて求める人材というのは募集要項にに書いてある通り。と身を持って体感した。

その要項をよく読み込んで、自分の経歴を棚卸ししながら、少しでも企業のイメージ、商品、サービス、募集業務に沿った自分のエピソードを書き出していくのだ。それをそのまま活かすも調理するも自分次第だが、自ずとそれが志望動機になり、自己アピールになる。

たとえば管理系の仕事。私の場合、1人業務として拠点の総務の真似事もしていた。

業種Aと業種Bの雑談に積極的に参加したり、こちらから話のきっかけを振って、にこやかでなんでも話しやすい雰囲気でいられるよう心がけた。を言い換えると→業種Aと業種Bがスムーズに仕事ができるよう、積極的なコミュニケーションをとりました。になる。

これはかなり乱暴なパターンだけれど、当たり前すぎて日常じゃん、という固定概念をいったん捨てて(何かを放り投げる動作)ほんの些細なことでもネタになるぞ!!とばかりにメモを取ることをお勧めする。要領のいい皆さんはこれを脳内で済ませられそうですが、私はアナログ人間なので紙やノートに書いて行った。

また、新卒・中途を問わず採用ページがあるときは隅々まで読み込んだ。特に先輩インタビューは宝の宝庫で、インタビュー文をうまい具合に自分の言葉に翻案し直した文章で志望動機を作成しまくった。

これ、本当に今回の活動で私が身に着けた唯一にして最大の工夫です。まじで役に立った。先輩インタビューがないところは、口コミサイトとかで書かれてある文章をうまく書き直きなおしてね。(適当)

 

 

ただ、私がこの考えに達したのはだいぶあとになってからです。気づく勘が鈍いので……。

 

 

 

*14

 

転職活動中期

さて、転職活動ってなかなか難しいな……。(なぜなら検討違いの書類ばかり作成していたからな!)と心が折れそうになり2~3週間ほどぼんやりする期間があった。その間、職場でとある有志のイベントの幹事に立候補し、文字通り東奔西走していた。その準備の最中、お姉さまからとある一言を喰らったことで、突如火が付いた。いままで、何かをきっかけにこころが燃え上がることなんてなかったので自分でもこんなに感情が動くことがあるんだと驚いたが、今転職にむけて動くことはこの環境から脱却する最後のチャンスなんだ。と自分の気持ちに改めて気づかされたのだ。*15

 

さすがに無視が続いたりエントリーの段階でお祈りメールを喰らうと気落ちしてくるので、ここらで自信をつけることにした。なんでもいい!とにかく面接にこぎつきたい!書類選考無し、先行初回面接を謳う企業に応募した。WEB面接の日程を決め、面接日までに志望動機と経歴を入力する。しかし、企業のHPの採用情報を読めば読むほど、自分には合わない社風だと実感。面接も完全に別職種バージョンで志望動機を書いていたり、面接担当者があまりにも無知で辟易したり、これで採用となったら御社の人事はよほど人を見る目がないぞ!?というレベルだったが、受かった。あれほど憧れた内定通知だったけれど、速攻お断り連絡をした。

さてそんな選考をしている最中にも、真面目に志望動機と職務経歴書を書いて一次面接の連絡がきた企業もあった。ここはかなり本気で推敲した(上記で気が付いた自分のエピソード重視の内容)ので素直に嬉しかったし、先述の企業の面接もちょうどいい肩慣らしとなっていた。意気揚々と指定された場所へ向かい、自分、こんなに饒舌に喋れた!??ってくらい喋り倒した。よっしゃ!!好感触!!!これは一次面接通過したんじゃないの!?!?

 

 

数日後、お祈りメールが届きました~~~~!!!イエーイ!!!

な  ん  で!?!??!?まあ、一緒に働けないと判断されたんでしょう。それにしても、あれほど盛り上がった(勝手に感じている)面接で落ちるのか~~~トラウマになりそう。ただ、一次選考までつないだ志望動機と職務経歴とということで、このときに作成した文章が後に書く全ての書類のひな型となった。

 

 

ちなみに当時(4~5月)に借りた本たち。「オンライン面接にも!受かる人はここが違う!転職面接」という本が、もはや買ったほうがいいレベルで何度もお世話になった。黄色い表紙の転職本は一度も開くことなく、この青い本一冊で乗り切った。

 

 

並行して、ハローワークに登録したり転職エージェントに連絡を取った。結論から言うとこの二つを経由して応募した先は成功にならなかったけれど、いい経験にはなった。

 

転職エージェントはマイナビに登録しているとスカウト(という名のマッチング)とは別に多くのエージェント会社からメッセージが届くあれである。いままでは全て削除していたが、このころは藁にも縋る思いで連絡を取った次第である。

ただ、転職エージェントに関してはマジの無知王だったので「私のために動いてくれるの…?転職成功するかもわからないのに……??利用料金とかかかるんじゃないの…?」と連絡する前におっかなびっくり調べた(正解は転職先から成功報酬的なものがでるので無料で利用することができる)

 

 

このころが一番活発に活動していた。最終的にその時の1つが転職先となったが、友人の結婚式に招待されたのでその準備だったり、そもそも現職が繁忙期だったりして、すでに当時の記憶がない。

毎朝起きて昨夜に書いたESや履歴書を推敲。日中は仕事をしつつ、面接日の調整をして、退勤後に郵便局で書類を送付したりハローワークに行ったり。帰宅して晩御飯を食べながらマイナビでよさげな企業を見つけては調べてESを書いて志望動機を書いて履歴書を書いて……という毎日。その間に転職エージェントからの電話やメールに返答する。

正直、転職エージェントの存在を得体のしれないものだと思っていたが、利用してみると「「すごく楽!!」」だ。提出した経歴と条件から転職エージェントが企業を見繕ってくれる。せかせかとマイナビハローワークから応募する先を探さなくてもいいし、企業用に経歴や志望動機を書き直さなくてもいい。私のエージェントは毎回3~4つの企業をメールで教えてくれ、私はその添付資料を元に、「一番目は基本給が低い」「二番目はHPの思想が強くて経営者の自我を感じる」「三番目は応募してみます」「四番目は待遇が悪い」みたいにケチをつけているだけだった(応募しない理由も必要なのだ)

 

エージェントは自分が紹介していない企業を勝手に受けている私に対して、いつも前向きな言葉で励ましてくれた。これは当時のメンタルに大変効いた。両親は当時、転職活動に反対しており、周囲にもあまり言いふらしていなかったのもあって、本音であれこれ喋れるのはエージェントだけだったのだ。

ただ、良くも悪くも人を介しているので自分では絶対に選ばない企業を進めてくる。わたしはそこを面白がれる力が勝っている間に転職活動を終えたけれど、初期にエージェントの力を借りていたら途中で飽きていたかもしれない。

 

 

書類選考を通過したと思ったら筆記試験があった企業。このポストをした当時は受験締め切りまで余裕があったけれど、あまりにも憂鬱すぎて数日後の締め切り時刻3時間前にようやく受験した。

これは自分の転職活動感度が高くなっていたせいかもしれないが、フォロワーさんやwebライターが退職したり就職したりする情報に敏感になっていた。だからといって全員に同志認定はしていなかったけれど、なんというか、自分一人じゃないんだなあ……。と実感するのだ。べつに現職にしがみつくだけが人生じゃないんだよね。と再確認できたというか。

 

ちなみに先の企業は書類は無事通過したけれどその後の面接は一次落ちでした。どうせ受かっても私の性格では末永く働くことは出来そうになかったので記念受験だと割り切っていたが。(酸っぱい葡萄)

さてこのころは書類で落ちることはほとんどなくなり、次なる目標として第一次面接を通過。もしくは最終面接に挑むことが目標となっていた。そしてこれは転職先輩である友人からの受け売りだけれど、一次面接で落ちても凹むことが少なかったのは、面接は企業と自分をマッチングさせるための場。と割り切っていたからかもしれない。◇◇という職種で採用したい。○○ができる、○○の経験がある人間が欲しい企業と、◆◆で応募したい。〇△ができる。×〇を達成してきた、という自分。お互いの利害を最大限一致させるために本音をオブラートにくるんで語り合う。経歴を重視するのか、初対面の人間と失礼なく盛り上がれる能力を重視するのか。それを対面(もしくはweb)で擦り合わせる時間なのだ。

私も、現場で接客をする部署だと思って応募したところ、面接の場でコールセンターでオペレーターのマネジメントをする仕事だと分かったこともあった。いやまあ、確かに接客っちゃあ接客する部門ですが……。

また、自分もなるべく誠実であろうとした

本命!という企業ではなくても、面接に進んだら本気でここで働くことをイメージしたし、その心構えを維持した。少なくとも面接をしている最中は、大本命です!!!という顔をしていたし、そう思い込んでいた。私の性格上、嘘は下手で後からボロが出る。もし選考が進んで受かっても、書類や一次面接で風呂敷を広げすぎていたら、伏線を上手く回収できない。などの自己分析の結果、事実を素直に話すようにした。時と場合によるけれどね。その結果、選考に落ちても「私は嘘をついていないぞ」と自信を持てるし「こんな誠実な私を落とすとは……見る目がない」とメンタルを強く保てた。

 

 

転職活動終盤

この京都旅行で受けた企業が大本命かつ、転職先となりました。マイナビで見つけたとは何気なしに紹介文を読んだけれど、仕事内容や待遇面、色々調べて行くうちに「ここを受けていったん転職活動は終わりにしよう。受からなかったら現職で頑張ろう。」と決意を固めるほど。

 

選考としては、書類審査→適性検査→筆記試験→web面接(2種類)→対面面接。と言った流れ。今回の活動の中では最も多いプロセスだったけれど、筆記試験通過の知らせを受けたときは、もはや受かる気持ち6割、面接中に大きな失態をする不安4割。みたいな気持ちだった。よほどのことがないかぎり大丈夫だろう、という気持ちと一次面接でお祈りメールを喰らいまくった日々が思い出されて情緒が不安定。一緒に旅行する友人達は快く送り出してくれてありがたかった。

荷物の中に面接本を持ってきたり、スーツとシャツの上半身を持ってきたり、iPadもフル充電。両親にAirPodsも借りた。*16早朝5時に起きてホテルのロビーで面接練習をしたり、準備をそれなりにして挑む。web面接の感覚はそれまで何社か経験があったのでイメージが付いていたのが助かった。見知らぬ土地で見知らぬ面接で挑むのはさすがにリスキーだ。

あとですね、京都駅前のビックエコーのビジネスプラン最高!!!今回の選考で大変お世話になりました。カラオケの個室が働く大人仕様になっている。Wi-Fiが飛んでいて、防音。ドリンク飲み放題。カラオケ機器は使えないけれど、数時間個室にこもって作業をする分にはもってこい。あと安い!!!平日の日中数時間借りて1000円以下だった。

 

面接30分前に繋がっていたzoomが5分前に突如接続不能になって、あわててスマホからつなげたり。(念のためスマホにもアプリをDLしておいてよかった)面接中にAirPodsが耳から外れまくって(冗談ではなく10回以上は取れた)そのたびに「すみません!!」「お見苦しいところを!!!」とあたふたしたり、時間を計る系の試験があったけれど時計を持っていなくて勘で答えたり。失態を数えたらきりがなくて、凹んでいたけれど何とか選考を通過した。

最終選考に到達したことが嬉しくて、ここで落ちてもいいや!!と割り切っていたけれどさすがに1時間未満の時間のために数万かけて上京するのは馬鹿らしいので、Twitterで声をかけたところ、ありがたいことに呑みに誘ってもらえた。嬉しい。転職の先輩でもある友人にも相談して、最終面接への心構え(入社日の調整など)なども頭に入れた。

 

このレベルの企業の最終面接まで進んだんだ。ここで落ちてもいい思い出になるだろう。あとは野となれ山となれ!!!精神だったので、終わった後はフォロワーさん達との呑みイベントのことで頭がいっぱいだった。わたしはあの2時間のために上京したのだ……と実感するほど濃密で最高の時間だった。同じく転職をしている人もいたので、仲間だ……!!(と勝手に私が思っているだけ)と心強くなったり、去年の東京旅行でお世話になったフォロワーさんにあいさつもできた。あそこまで相棒トークができる人はリアルに居ないのでわたしゃ果報者だよ本当に。

 

 

 

 

 

 

数日後、内定を頂きました!!!!!!!!!!

 

内定承諾後

 

この日、現職に退職相談をした。最後の最後まで劇団雌猫さんの相談文にメンタルを救われたな~~~。退職を告げるときはめちゃくちゃ緊張してメンタルが爆発しそうになった。

自分の意志で何かを辞めることは初めてだった。学生時代はよほどのことがない限り入学→卒業がセットになっている。その後務める企業はリストラや自然災害など自分ではどうしようもない事情ではない限り、退職とは自分の意志1つ。いまこのメッセージを上司に送ればすべてが始まるんだ……とドキドキした。

改めて今回の転職を振り返ってみると、活動の動機としてこの本を読んだことがきっかけだったかもしれない。私と同じ事務員の給料と支出の内訳が載っているページがあって、その休日の多さ、給料の多さ(他の職種に比べたら少ない方だけれど私の水準からするとめちゃくちゃ高給取りだ)に驚愕し、そして現実の自分がとても惨めに感じた。でも、これは自分に縁のない世界の話だ。と当時は割り切っておとぎ話だと割り切って楽しく読んでいたのだ。

 

 

新生活するので、今はその準備で目まぐるしい毎日です。

 

 

目まぐるしい日々で、退職してよかったのかな~~*17と一日2回は不安になるし、新生活の準備で忙しいし、お金は飛んでいくし、買い物リストややることリストは常にいっぱいだし、取り寄せる書類の多さに目がまわりそう。

でも、いま「転職活動してよかった!!!!!!」と心から思うのは、この恩師からの電話を受けたからだ。*18正直、まさかこんな自分の経歴にぴったりの職場に内定をもらえたなんて。もっと早く見つけていれば…と悔やんだけれど、こればかりは運ですもんね~~~。あと、私の新卒の経歴では多分採用してもらえなかったかもしれない。学生時代~社会人経験を経て、ようやく自分の得意な分野で働けるようになった。

 

学生時代、一時期本気で専門的に学ぶことを考えていたけれど、当時の私に言いたい。「今はまだ熱に浮かされているだけと自分でも自覚しているだろう。そして周囲に説得されて4年制大学を卒業することになる。ただ、絶対に、絶対に今情熱を注いでいることは無駄にならない。同級生が放課後カラオケに行った、アルバイトをして稼いだお金で○○を買う予定がある、休日に楽しいイベントが待っている、その姿に一瞬寂しさを感じていると思う。学生の身分だから活動できている、と達観しているだろう。でも大丈夫。その情熱の過程で得た物はあなたの人格と人生にポジティブな影響を残しているよ。

 

 

「転職活動してよかったよ!!!」と言えるのは、私が活動を経て希望にだいぶ近い企業から内定をもらったからだ。それとは別として、活動の過程で自分の市場価値を客観的に理解できたことは人生経験爆上がりしたな~~と感じる。去年までの私は「地方で誰でも替えが効く雑用をする事務職」だったけれど「コミュ力と気が利く能力と自分の仕事以上の成果を発揮する事務職」という価値を付けることができた。なんというか、自分はこの仕事しかできないから現職で雇ってもらっている。みたいな自己肯定感が低い人間だたけれど、良い意味でポジティブ思考のメンタルが図太い人間になれた。

 

これから現実が始まって初めて、転職活動後の結果が出る。後悔は一度は絶対するだろう。不安と寂しさと未熟さで自慢の強いメンタルももろくなるかも。それでも、この活動の顛末を周囲に報告すると、もれなく全員、温かく励ましてくれる。その人間関係を築いてこれたのはやはり私の人徳、そして周囲の優しさだとおもうし、人間関係と言う財産があるので、とりあえず、まあ、なんとかなるでしょう!!!!と言うところに気持ちが落ち着いています。

 

今はとりあえず、来週に控えた引っ越し荷造りをようやく始めようか……と重い腰を上げるまえに、この文章をアップしようと思います!!!1万4千字だよ!!!!

ここまで自分語りの文章を読んでくれてありがとう!!!

 

 

 

 

 

*1:転職は漠然と考えていたけれど、ここまで情熱的に動くってことはなにかきっかけがあったんでしょう。今は思い出せないけれど。

*2:相棒ファン兼事務職兼警察行政職員を目指した身として言わせてください。陣川公平は警察行政職員じゃないのかな~~~。警察官のキャラクターからマウンディングを取られているのは現実でもあり得る話かもしれないけれど、彼はそもそも職種が違う可能性があるんだよな~~~。だから、彼は警察官としては能力不足なので経理に甘んじている。みたいな設定はとても不服に感じてしまう。警察組織の中で事務職を担当する警察行政職員に対しても失礼でしょうに。ただ、相棒が始まった20年前は警察職員の中で職種に分かれている、という認識は世間一般に知られていなかったから、仕方がない……のかな……。

*3:末端の末端とはいえ大企業の一部なので、地方にしては人事やハラスメントへの感度が高いのです

*4:登山趣味は職場で公開しているので、天候によって山小屋宿泊が定まらなくて急遽休むことになってもリカバリーがきく、という意味です。さすがに他のメンバーの状態を見て休むけれど

*5:……わ~~~これ書きながら思い出してきて、辞めるのもったいね~~~。転職先の人間関係に期待はしていないけれど、一から構築してもそれが報われるとは限らないもんな~~~~ああああ~~~~~。と気持ちが沈んできた

*6:ちなみに我が家の生活費、諸経費計算方法を知っている人からはもれなく「国の予算案かよ」と言われるほど厳格です

*7:手取りが生活保護支給額を下回った時には正社員で働くことに馬鹿らしさを感じ、友人達が手取り額を披露しあう場では恥ずかしくて不自然に話題を変えてしまった

*8:退職or事務職へ転属

*9:ここでいう時給は、私が学生時代にアルバイトをしていた時代の最低賃金レベル、ということです

*10:以前、社内規定を読み込んだら、その役に就くためには就業7年〜という文面を見つけた。若いうちに役職につかせて退職を防ぐやりかたかよ~~~。かといって、給料を上げて欲しいから役職を上げろ!とは思わない。命じられたら粛々と業務と役割をこなすつもりではあるが。

*11:私とは別の一般職で技術系の仕事している人に聞いた話。その人たちは社内サービスに欠かせない資格を保有しているが、資格手当は存在しない。資格手当が付与されるのは役職付きの上層部のみ。では、年月が経って昇格できるのかと言われたら一般職なので昇格できない。上層部は資格保有一般職に教えを乞うて資格を取ったが、現場仕事はしない。え????バグじゃないですか…せめて資格保有者には一律で手当てを付与すべきでは!?!??!

*12:直近で虚無感を感じたのは、床に這いつくばってタイルを磨いている最中に来客が来て、その人が今しがた磨いた床の上を泥まみれにしながら歩いたことですかね。あと、客と男性職員が汚したトイレを掃除しているときとか。掃除のことばかりだな。

*13:辞めないから新しい人を採用せず、組織の新陳代謝が行われない。わたしが在籍していた中で、おそらく新卒入社したお姉様が一人定年退職されたけれど、残ったメンバーでプロパー事務員は1人しかいないんじゃないか

*14:関係ないけれどこの時追突事故を起こしてしまって、その後の自分のメンタルにかなり悪影響を及ぼした。罰金にはならなかったし免停にもならなかったけれど(全てが終わったらどこかに書くかも)まだ示談の最中で、ふとした瞬間に相手方の車両とお体の具合を想起してはウッググ……と罪にさいなまれている。あと数か月相棒を視聴できなくなった

*15:おそらくお姉さまは定年まで働くと心に決めているのでその一言を何気なく発したのだと思われるけれど、幹事として気遣いと報告と連絡に奮闘し、転職もうまくいかず、その他ストレスフルの状況だったのでプツン。と糸が切れてしまった。いやそりゃ私が発起人となっているので完遂しますけれどね、あなたの上司も主賓なんですよ。あなたも関わるべきなんですよ。

*16:なぜなら友人の結婚式翌日、イヤホンを紛失したからです

*17:前述したが、待遇と人間関係は最高なのだ

*18:大分ぼかして書いているので、知りたい人はリアルで会った時にこっそり聞いていただけたら