肩甲骨が剥がれない

Twitterの補完版として始めたけれど、自分の備忘録状態。なるべく他人に読んでもらうつもりで書きます。

放送400回記念!相棒(秘)ウラ側突撃SP 視聴時感想&雑感まとめ

テラサでのみ配信されている豊さんと寺様の特別インタビュー動画の感想です。

www.tv-asahi.co.jp

めちゃくちゃネタバレしていますができれば動画で見て欲しい~~~テラサは2週間は無料期間だよ!!!前後篇合わせて50分。質問内容も万人に門出を広げたものではなくて、相棒ファンが「それを聞きたかった」とブラックジャック先生*1になってしまうくらい見ごたえがあります。「」でかこっているセリフはお二人が喋った内容です。

 

まずは前編

  • 赤ペン瀧川さんじゃない!?!ペナルティのヒデさんがナビゲーター。
  • いいかげんにアメトーークで相棒芸人やろうよ。
  • 特命部屋を満喫するヒデさん。ソファ側のスチールラックに収納されている右京さんのティーカップとソーサーセットが興味深い。
  • 相棒展で特命部屋のセットを見ているはずなのにこのスチールラックの存在を完全に忘れており「右京さんのティーカップが一堂に会している壮観~~」と初見の感想
  • プレシーズン翌日に局の上の方(の人)から「シーズンにしてほしい」と打診があった。
  • 刑事貴族で初共演したあと「5~7年したらまた一緒にやるよ」と声をかけてもらっていた寺様。社交辞令かとおもうじゃん?豊さんは社交辞令を言わない!!その言葉通り7年後に相棒がスタート。
  • (上記のエピソードを受けて豊さん)「気が付いたら口をついて出ていた。いい加減なことを言えない。人を裏切るようなことは言えない」
  • 17時に初顔合わせだったが緊張して15時に待ち合わせ場所に到着した寺様。一人きて二人きて、最後に豊さんが登場し、緊張がMAXに達していた寺様が「寺脇康文と申す者でございます!!!!」と自己紹介。
  • 「免許持ってんの?「はい!!!」このやり取りで顔合わせは終了
  • バイトの面接かな?byヒデさん

 

  • でた~~~~!!!寺様が相棒卒業を決定したときの逸話!「このままだと(俳優人生の出演作が)相棒だけになるよ。お前が主役になって行かないと。一番いい時に(外に)出てやった方がいい」と諭された寺様「武者修行に出るような感覚」とコメントしており、豊さんも寺様も、「寺脇康文」と言う俳優を大事に思っているんだと実感。大事に大事に守るだけではなくて、俳優として一皮むけるために外の世界を経験させなくては。と決断して伝えて、それを受けた寺様が「はい!ありがとうございます!」と豊さんの意向をくんで卒業に至った。という、この、逸話。この二人の関係性。ドラマの役柄も胸に来るものがあるけれど現実でもドラマティックが過ぎる
  • このまま一緒に相棒で終わるのではなくて、主役を背負う大変さと喜びを経験して欲しい
  • 14年後、相棒ワールドに戻ってきたよ!!!!!改めまして寺脇康文さん薫ちゃんおかえりなさい!!!!!!!!!!
  • 「亀山君の後、及川みっちゃん、ナリくんと続いて、ソリときて。僕の中で、もちろんプロデューサーさんの想いもあって、*2この先相棒は無いな、と。そうだとしたら亀山薫が戻って来る。相棒が終わることを意識したときには亀山薫が戻って来るイメージがあった。」は~~~これ、相棒コンサートの時からずっと発言していることだけれど改めて豊さんの口から経緯を含めて聞くとなるほどな~と。感心した
  • 「離れている14年間、康文は相棒をずっと観ていた。やめた後普通観ない。*3ところが話をしていると全部観ていることが分かる。僕の目に狂いはなかったな。」「折に触れて亀山のことを話題にしてくださる。わあ、俺のこと言ってる!」ここ、完全に寺脇康文亀山薫が同調していた。わあ!って。ちいさくてかわいいかよ。好き

 

  • 薫ちゃんと右京さんが再会するロビーのシーン。撮影現場に赴くとスタッフの皆さんの顔が本当に優しいあたたかい。おかえり!と言ってくれてものすごくうれしかった。右京さんとの会話もまったく14年を感じさせない。メインのスタッフもあまり変わらず。あの時が継続している。
  • 特命係のセットも何日目かに入ったけれど、流石に特命係に入ったらうわ~14年ぶり!と思うのかと思いきや、ああそうだそうだ。
  • 感慨深くなるかと思いきや意外と平熱だった寺様。卒業後も相棒を視聴したりスタッフさんも温かく寺様を迎えて、なにより亀山薫として豊さんと芝居をする。という喜びが、14年前と変わらない空気感を作って寺様を迎え入れてくれたんだろうな。と伺わせる。
  • 肉体は寺脇康文だけれど芝居は亀山薫がやってくれる。
  • (康文と再会したとき)一瞬にして長い間離れていた距離がなくなった。」
  • 「(右京は)あえて嬉しさとか表現しないので、じわじわと戻ってきたなと感じているのでは。」そうなんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!杉下右京って感情がないわけじゃないんですよ!!!むしろめちゃくちゃ情緒豊かで想像力に溢れているの!!!!じゃなければ多種多様場バックボーンを持つ犯人の思考を推察して動機とか推理できないじゃない!!!その右京さんが!!!喜(き)をダイレクトに表に出さない右京さんが!!!!ゆっくりとひとしずくの雨水が地面にしみわたり地下水となり大河の一滴となるようにじわじわと亀山薫が戻ってきたなと実感するのが相棒S21なんですよね!!!!

 

  • 杉下右京は豊さんとは違うけれど。右京さんは正義とは何なのか?に突き進んでいる。豊さんはほんとうにいい作品を作ることに向かって何をすべきか?を念頭においている。(まじかで)見ていて頼もしいな普段の豊さんは隙をせてくれる、チャーミング。皆さんもご存じのとおり方向音痴だし。でもそこが人間らしくて、弱点があるとすごくうれしい。
  • 舞台の上では寺様が先輩。*4以前高校でピアノを教えている役柄を舞台で演じなければならなかったときに寺様にアドバイスを求めたが「ピアノなんてできませんよ!!三味線を演奏したときだって本番で弾けなかったのに!!ピアノなんて!!」と寺様は返事をしたけれど、いざ本番の舞台では「出来ている」
  • こんな長い台詞読めるの?と思っていてもカメラの位置を合わせながらできちゃうby寺様 カメラの位置や俯瞰で見たときの立ち位置も分かっているbyヒデさん
  • 「カメラがいる時だけ一人前」「カメラが外れると、康文どこ??(状態)」by豊さん
  • レストランのロケで12分の1カット長回しがあった。途中から手が震えてきてカットがかかった瞬間ガサ~って膝から崩れ落ちてしまったことがあった
  • 豊さんの役者お化けエピソードがさく裂して、本人が上記のような人間味あふれる?小話をしても、そもそも12分1カットという異様な現場があまりないのでどうしてもナチュラル狂気がにじみ出てしまう

 

  • 「脚本を現場でアドリブで変更することはあるが、良い本って本以下にしたくない。読んだ時の方が面白かったと言われたくない。それ以上に映像で面白くする、緊張関係が本(脚本家)とできる。その緊張関係が作品をより良くしている。そのときにはアドリブも。アドリブはは本以外のことをするが、いきなりだけではない。(この世界は)約束事があるので打ち合わせはする。」
  • 「第一に作品を良くする。そのためにセリフを変えたりする。豊さんは本番ぎりぎりまでセリフや動きを考えている。良くするために好き進んでいくのが豊さん。」
  • アドリブって即興性があるものかと思いきや、現場で考え抜かれたものだったんだ。豊さん率いる相棒ワールドだけの考え方かもしれないけれど、作品第一主義を掲げているからこそ、自分たち演技「動」の部分に自信を持っているから映像で面白くするという自信が生まれるんでしょうね。カッコいい。

 

  • それぞれが素晴らしい相棒だったけれどあの時の亀山君が僕の中にずっとあったんでしょうね。亀山君の前に6人いたけれどすぐに去ってしまったという設定があって。唯一体育会系で長く居てくれたそのイメージが右京にはあるんでしょうね」
  • 「薫ちゃんが一番静と動。対比が分かりやすい。右京さんにない場のもろさとか猪突猛進。一つの事件に向かう時のバランスは、自分で言うのもなんだが一番亀山薫が合っているな」「お互いに年をとって、帰ってきた時当時の右京よりか山は年上。お互いにいい経験をしたなと感じられる出会いであればいいな」
  • 久し振りの全力疾走は?という質問に「全く問題ない」と答える寺様。*5*6「復活のオファーを貰った時にいなかった亀山薫が寺様に戻ってきて「お前絞っとけよ」と言われた。そこから毎日走ってトレーニングして。いつでも(撮影に)いけるように」
  • 「芝居って全部しきれない。しきれない部分でその人が零れ落ちてくる。それが個性で魅力。亀山薫寺脇康文と言う俳優が作った部分が大きい亀山薫寺脇康文を呼び戻したんじゃないかな」あああああ~~~~!!!豊さんが俳優推しの民が抱く推しへの感情を言語化してくれた~~~~!!!!!!!そう!!!!!そうなんです!!!伊丹憲一的川原和久!!!!川原さんも芝居に現れないちょっとした素の部分は自分。みたいなこと言っていたしね。
  • 「こんな当たり役を頂けるのは稀なこと。14年前に演じた時もプライベートでお店に入ると「薫ちゃん!あんただめなのね~」といろんな人から愛されていた。」「亀山薫に戻ったからには右京さんに全力でついていきます。公私ともによろしくお願いします」ここで豊さんに向かってお辞儀をする寺様。武者修行から帰って俳優として名実ともに大成した寺様……ウウウッ(泣いています)大きくなって……まさしく運命だよこれは。
  • 「毎日毎日充実した楽しい日々を送らせていただいておりまして、これからも相棒、右京と薫をよろしくお願いします」「相棒はいつ終わるのか。僕は体が丈夫なのでドクターストップがかかることは無い。ゴットストップがかかるまで相棒ワールドを作っていきたいです」

 

いよいよ後編新旧特命メイキング映像

 

  • 最終回の撮影現場メイキング!豊さん、寺様、ミッチーの三人が休憩中に談笑している。うわ~~~~相棒ファンが夢と二次創作で山ほど見た光景じゃん!!!!
  • 銭形平次平浩二を阿吽の呼吸で歌う寺様と豊さん。みっちーは年代的にギリギリ知っているので二人に突っ込む。ソリは知らず、自分勝手なメロディーで歌っていたんだよ~~と語る豊さん。ナリくんも!!!!成宮君との小話も披露してください!!!!(むせび泣く)
  • ミッチーオールアップのコメント「今日は台詞もいっぱいで(一同笑う)いっぱいいっぱいでした。また何かご用命があればいつでも呼んでください(ここで電話の手話)神戸尊でした(投げキッス)」1分足らずのコメントで動作と要素が多い。神戸尊的及川光博。4年ぶりの登場だったけれど罪深い男過ぎる。
  • 寺様オールアップコメント「14年ぶりの相棒。町を歩けば「相棒の人だ!」と声を掛けられ続け、今回戻ってまいりました。私は死ぬまで相棒の人です。死ぬまで薫ちゃん薫ちゃんと呼ばれようと印象付けるためにこれからもついていきます(ここで豊さんにお辞儀)」
  • 豊さんオールアップコメント「今回カムバックニュースを一番がっかりしていたのは(木梨)憲武でした(一同笑い)やっぱり俺じゃないのかと。相棒は21年やっていますが不思議なドラマでして。次は22、どうなるのかと気になるじゃないですか。でも終わった時には次の話なんて一度も聞いていないのにいつ間にかはじまっているんです……。本当にお疲れ様でした!」

 

ここから豊さんの単独インタビュー。豊さんの視点から歴代相棒を語ってもらうよ!!

  • 歴代を色に例えると「薫ちゃんはオレンジ。常に燃えるものがある。いつ冷めているんだろう?寝ても覚めても熱いものがある。ハードな現場でも陽。明るい
  • 神戸君が似合うのはブルー系。冷めているわけではないがクール。相棒が変わった当初はエリート同士て何が面白いんだ?という意見があった。でもカテゴリーで当てはめてしまうけれど、エリートでも(右京と神戸は)全く違う。及川みっちゃんは熱中時代のファンで、撮影最後に熱中時代のレコードを持ってきて『終わるまで我慢していたんですサインして下さい』*7コンサートもエンターティナーで面白い。そういう持っている人が相棒になってくれてよかった。
  • 最年少の甲斐君は紫。不思議な魅力があった。男気と若さがあって性別を超えた色気があった。息子みたいな年齢差があった*8。7ヶ月の撮影でも持ち堪えて。若くて大丈夫かなと心配したが持ち堪えて頑張る。彼を見ていると若い時の自己破壊的な自分とふとダブるときがあった。(自己破壊ということばをかみ砕きながら)安住できない自分、揺れ動いている自分が外から見たときに魅力に見えるんじゃないかな、 何か問題が起こった時起こした時にそのあとどうなったかが大事。センセーショナルな部分に目が行きがちだけれどね。ナリはこの世界をやめてしまったけれど魅力的な自分の世界を作っていたらいいなと願っている。なにかで会いたいな相棒(ワールドで再会するん)だったら甲斐享になりますね。
  • 「冠城君は何色でもない。長かったからいろんな色を見せるシーンがあった。ソリとは思い出があって。最初のシリーズが終わった後にソリの目に涙があった。普段そんな姿を見せなかったから。打ち上げパーティーの時も言葉が詰まって。それだけ張り詰めた想いがあって相棒に挑んでいたんだな。そして最終話の別れのシーン。リハーサルで「少し歩きませんか」と右京が声をかけるとソリが泣いてしまった。僕が近づいただけで泣いてしまって。本番では涙を見せなかったけれど。」
  • 5代目薫ちゃんはオレンジから進化していく。こんなに毎回お昼のお弁当を食べた相棒はいない。僕が溢したらふいてくれるし(こぼさないでくださいよbyヒデさん)ふつうはお昼くらい自分の時間を持ちたいじゃない。でも彼はまるで僕が暇であるかのようにね……」い、慈しみ~~~~歴代4人の解釈を豊さんの言葉で聞くことができてうれしい、なによりナリ君について長く喋ってくれた!!!豊さん的には「起こってしまったこと」過程よりも結果を重視するのね。多分彼が芸能人を引退して一般人として過ごしているからそういう言葉を使ったんだろうけれど。*9成宮寛貴としてではなくてなりみやでしたとして再会できるかもしれないし、彼らは二度と会うことは無いかもしれない。でもカイトのことを豊さんは大切な相棒だと認識している、という姿勢が読み取れて私は嬉しいです。ナリ君ファンのフォロワーさんに見せたい。見ているといいな。
  • 「右京は相棒がいないと困るが僕も康文がいないと困る」って!!!!!はーーーーー!!!そういうところ!!!!!!!そういうところだぞ!!!!!!
  • 1話平均10人のゲストとして400話として4000人の人と共に時間を過ごしてきたってすごいことだなby相棒レギュラー陣 改めて数字にすると確かにこれだけの人の人生の一端に関わっているんだね。
  • 「長くやっていることで見えてくる景色がある 冗談で「お疲れ様!明日来ないからよろしく!」ということはあるが「今日撮影に行きたくない~~」と思ったことは一度もない。」最後にこう語る豊さん、豊さんはカメラの前が一番生き生きしているよね。相棒ワールドが繁栄しているのは様々な要素があるけれど、主演が1話1話の作品作りに真剣だからという要素かなり大きいと思います。改めて相棒ドラマ放送回数400回突破おめでとうございました!!!!

*1:

それを聞きたかったとは (ソレヲキキタカッタとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

*2:主役であり座長の豊さんがいの一番にPの存在を語っているのでやはりPはドラマ制作において最終最高決定権を持っているのだな

*3:みない、でキーを押すと南井と変換される我がPC。わかってんじゃん

*4:小声でゴージャスを…と言っており、豊さんが地球ゴージャス!!について言及している

*5:XDAY撮影初日の撮影シーンが全力疾走だった川原さん「あと10年早くオファーが来れば…」を思い出した

*6:そして撮影の前日がが容疑者Xの献身千穐楽だったので、打ち上げで呑む量を減らしたのにね…と同情

*7:うお!これ知ってる!わざわざこういう場で話すってことは豊さんはよほど嬉しかったんだろうな。そしてわざわざ最後の最後と繰り返すことで、神戸尊としてではなくて及川光博として一ファンとしてミッチーが身をわきまえれる良識ある人であることが伺える…最高…

*8:豊さん60歳の時ナリ君30歳

*9:豊さん的には他の相棒よりもオブラートに包まなければならない人だから、どうしてもフワっとした答え方になってしまうのは承知だぜ