副題を波ダッシュで囲みたくなったけれど、相棒の副題は片方だけしかついていないことを思い出して真似しました
導入部が下手!!と、いうわけで先月の登山。在住している地域の登山情報が載った本には必ずと言っていいほど掲載されている大きい山に登った。県境にあるためか隣県からも登山者が多く、駐車場を止めるのに一苦労した。数か所あるけれどどこも満車で、しかも最終的に登山口に近いけれど一方通行&どんつきな道*1に迷い込んで泣きそうになりながらバックで来た道を戻ろうとしたら、下山してきた人が「ここ空きますよ!!」と教えてくれて無事車を止めることができた。かたじけない。
今日はバーナーは持ってきていない。コンビニのおにぎりとコーヒーをもぐもぐと食べていると「すいません」と声をかけられた。カメラのシャッター依頼かな?と思って振り返ると見覚えのある人がこちらに向かってくる。
あの時一緒に迷った人!!!!!!偶然にもほどがある。そしてよく声をかけてくれた。山頂へとつながる見通しのいい道で写真を撮っていると、先月会った人(私ですね)に似た人が通り過ぎたので、追いかけて声をかけてくれたらしい。こ、行動力の化身かよ。同じ服、同じ装備だったので分かりやすかったのかもしれないが、一方私は全く気付いていない。数百メートル先の山頂にのみ意識が傾倒し、なにより歩くことに飽き飽きしていて必死の形相だった。
陽の者が放つ光に当てられてその眩しさに目を細めそうになったが、話が弾み、二度度会うことはないだろうと思った人と再び出会った縁に感心した。
そしてこの日も化粧をしていたので、5時間前の私GJ!!!!!!!!!と心の中で賞賛を送っておいた。
彼ら(グループで登っていた)はすでに登頂しており、*2下山するだけだったようだ。下山ルートも私と同じだったが、私はもう少し留まることにした。なぜなら一緒に歩くなんて歩調とか休憩ペーストは会話とか気を遣うじゃん。独り者の私にはハードルが高すぎるからだ。
しかし後は山を降りて家に帰るだけという解放感からハイペースで歩いてしまい、早急に彼らに追いついてしまった。ええ、気まずい。でも気が付かないふりなんてできないし失礼だ。1分ほど思案し結局勇気を出して話しかけた。先方は「ペースが速いですね!」と優しく返してくれ、結局一緒に小休憩して先に「では!!!!失礼します!!!!!」と先に進んだ。話自体は楽しいのだ。気心の知れた友人とは違う、大人達が気を使いあいながらも、お互いに今登ってきた山について話す時間は独り者には味わえない。だた、なんというか、自分が思いっきり陰の者であることを自覚した時間だった。前方の木の陰から彼らの話し声が聞こえて「自分から声をかけて先を急ぐだけだけれどめちゃくちゃ心理的ハードルが高い。しんど~~~」と萎えていた時間よ……。
結局登りの2/3の時間で下山して、すたこらさっさと家に帰ってきた。
車に戻って陽の者たちと会話を頑張った記念に己を匿名ラジオで甘やかして運転した。