当たっていたんですよ。競泳予選。というか競泳に関しては2016年のロンドンからはまって最推しが引退するまで定期的に国内大会に観戦に行っていました。*1最近は以前のような熱量はないけれど、競泳のニュースは居住まいを正して聞くし、思い出したら競泳アカウントに浮上したり、たまーにTVやネットで観戦したりなどをしている日々。そんな数年間だったけれど、オリンピックに関しては開催が決まった7年前から「どんなことがあっても絶対に観に行こう。もしチケットが当たらなくても会場近くのパブリックビューイングみたいな場所で出来るだけ辰巳に近い土地で観戦しよう」と決めていまして。
色々考えて払い戻しをするぞ!とようやく気持ちを切り替えれたので、備忘録も兼ねて当時のツイートを残しておくよ。
チケット抽選申し込み~当選までの私
競泳、一応当たってくだけろで、全日程応募した。
— まおう (@mizu_ma0_umi) 2019年5月29日
冷静に考えたら、7/31と8/1の月末月初が当選したら、閑散期といえどさすがに有給使えないし、そもそももし当選したら70万越えのお金なんて無いしで、今更ながらびびりまくってる
もし全滅なら一般で最終日狙って、それでも無理ならテレビ買う
家族はオリンピックに対してはいくら注ぎ込んでもOKスタンスなので、そこんところは理解があって良かった……
— まおう (@mizu_ma0_umi) 2019年5月29日
一瞬恋人と卓球観戦しようか迷ったけれど「私のオリンピックへの想いはトビウオへ一直線だよなー!!!」と思い直して、全て一枚で申し込んだからな!!!
競泳全日程申し込んだまおうに対して、8/1と8/2で開催の決勝で申し込んだ両親が放った言葉ベスト3
— まおう (@mizu_ma0_umi) 2019年5月29日
3位「は????競泳だけなん???」
2位「フェリーも取れたしサザンも一般で取れたから、なんか行ける気がする。波が来てる」
1位(全部当たったら70万と伝える)
「70wwwwwwwあたまおかしいwwwww」
もしほぼ当たってしまって日程的に遠征が難しくてもリセール制度があるから……ほら………ね………と通帳に言い聞かせる
— まおう (@mizu_ma0_umi) 2019年5月29日
競泳、結局全部当選したら80万超えでしたので、ビビりながら1ヶ月生きていました。
— まおう (@mizu_ma0_umi) 2019年6月20日
蓋を開けてみれば7/29の予選のみ当選していたので通帳さんも一安心。念のため一般頑張るか?となるも、皆様の壮絶な戦いっぷりを読んでいたら、テレビとレコーダーを新しくするか…となってきております。
緊急事態宣言下の中での心境
ツイート当時公式からは休止や延期の発表はされていなかった。新型コロナウイルスの得体のしれない脅威が世界中を覆いつくしている中、私も何か見解を述べなければ!と謎の使命感に駆られて赴くままにツイートした記憶。
オリンピックのために、選考会のために、日々の大会のために、年単位で体とコンディションを作っている選手のことを考えたら、延期や中止はやめてー!ってなるので無観客でも開催してくれーってのが本音。
— まおう (@mizu_ma0_umi) 2020年3月17日
ただ最近現地観戦をしていなかったので、こんなことになるなら行けばよかったと思う…
無観客試合について書かれたネット記事があったんだけれど失念。はたして観客と関係者の違いとは?そもそもプロスポーツは観客も含めて試合を行うけれどアマチュアは観客いなくても試合はされるし…競泳は…観客の存在とは…と、この謎を解明するためにアマゾンへ出発しかねない勢い。
— まおう (@mizu_ma0_umi) 2020年3月17日
リアルで散々「オリンピック当たった」って言ったのはもちろん浮かれもあるけれど「久しぶりに競泳観戦の予定が出来てそれが世界的認知度の高い大会だった」という意味なので見れなくなりそう…という心配より、無観客でも無事に開催されてあわよくばライブ配信等していただけるとありがたいです
— まおう (@mizu_ma0_umi) 2020年3月17日
気軽に無観客推すことのできない話題なのでもう潜る
— まおう (@mizu_ma0_umi) 2020年3月17日
「観客と関係者の違い」は現地観戦をしているとよく経験する「本音は大声で推しを応援したいけれど周りは出場選手の家族やチームメイトやOBOGや大会関係者や引退したスイマーや取材関係者ばかりで場違い感否めないし、そもそもレースに集中して欲しいしアイドルや芸能関係者でもない選手に黄色い歓声を上げるファンがいるという認知をされたくないという羞恥心も相まって心の中で密かに念を送りつつでもレース中はそれなりの声を出して応援する(ここまで一息)」という面倒くさいオタクであった私が感じたこと。
私がスポーツでは「競泳」しか知らないので偏った視線になってしまうのは申し訳ない。でも当時観客の存在とは…?と今までの現場を思い出して*3アマゾンへ旅立…ちはしなかったけれど、そこから数か月。大会が延期になり、withコロナの時代に突入した現在。オリンピックのチケット払い戻しという現実がやってきた。
そして払い戻しをする決意
オリンピックのチケットを払い戻すかどうか。
— まおう (@mizu_ma0_umi) 2020年11月29日
先週からフォロワーさんと話し合ってだいぶ気持ちを払い戻すサイドに持って行ったけれど、いざ「マイチケット」を開くと気持ちが揺らぐ。
一年前なら喉から手が出るほど欲しかったチケット。また機会があれば取れる…と信じているけれど。
コロナ禍を経験中の現在は諸手を挙げてオリンピックを迎え入れる気分になれない。「オリンピック」に7年前と同じ希望と期待を持てないので「オリンピックのチケット」と大げさに考える必要はなくて、「現地観戦できなくなった」と考えたら少しは楽になるかな~と思い込ませている。
— まおう (@mizu_ma0_umi) 2020年11月29日
2022年の世界水泳福岡があるからそこにオリンピック払い戻しの念を込めて全力でチケットを取ろうぜと励ます私
— まおう (@mizu_ma0_umi) 2020年11月29日
VS
国内はもちろん世界大会は現地観戦ではなく自宅で配信を見るのがwithコロナの時代なので、今時現地観戦のチケットに固執するのはそぐわないから潔く諦めようと悩む私
ファイ!!!!
私なりの チケットを払い戻すメリットとデメリットを考えてみると
デメリット
- 延期された大会が開催されても現地観戦しにいく気持ちになれない。チケットを持っていても意味がない。
- 今なら全額返金でお金が返ってくる。38000円は大きいぞ。後になって「あの時払い戻ししておけば…」と絶対一回は悔やむのは目に見えている。
- そもそも延期されているけれど本来の形で開催はされないだろうし、払い戻ししている人が大勢いる今、今までの方法でチケットが再発売されるとは限らない。(まさかカメラの位置によって値段が変わって来る…なんてことは…)よしんばライブ配信されたとして「席に限りがあるので抽選しま~す!」という可能性は低いだろうし。だからこのチケットに固執しなくてもいいのでは。
- 払い戻ししなくて今後何らかのメリットも受けられなかった場合東京都にお金が入ってしまう。推しが在住しているけれどそこまで東京へ思い入れはないので、それはなんか癪。
- 2022年には世界水泳福岡が開催される予定なので、そちらへ気持ちを切り替えれる。再来年なのでコロナ禍も落ち着いて新しい観戦方法が定着しているかもしれないので現地観戦はそちらで楽しむ。
- 相棒コンサートも払い戻しできたじゃないか。オリンピックのチケットもできるはず。
- 生きていりゃオリンピックなんて現地観戦する機会があるよ!!今生の別れじゃない!!
メリット
- 今後どうなるか分からないしもし開催となっても公式チケットが優先的な意味合いを持つかもしれない。現地観戦に限らず配信や何らかの形で試合の映像を見る機会になった時に役立つかもしれない。
- 去年の神掛かったチケ運だから取れたのであって、今後同じような運がやって来るとは限らない。
- もし来年開催されたら絶対にリアルタイムで何かしらの形で観る自信がある。スケジュール的にちょっと…な理由ではない。そうなった場合チケットが生きてくるのでは???と期待はしている。払い戻しせずにとっておいたんだもの。なにかしら恩恵はないと。
- 38000円は夢の代金。あのオリンピックだよ???しかも競泳の!!!
……描きだしてみたけれど圧倒的に払い戻したほうがいいですね。デメリットは「もしも開催されたら」という机上の空論だし後半は感情論。
結論
もうほんと、最後の最後まで悩んで。最後の確認の「申請する」というポップアップ画面で「世間的に払い戻しの流れになっているけれど私の本音はチケットを持っておきたい」という気持ちも現れた。
「もしもチケットを持っていて優先的な制度が使えるにしても、そこは現地ではない。館内に漂うプールの湿気や温度。会場の熱気。アリーナの喧騒とプールサイドの緊張感。レース前の静寂。目から耳から匂いから肌から、プール一点に気持ちを集中して展開を見守る高揚感。現地で見る楽しみを知っているから観戦のチケットが当たって嬉しかったんだ。コロナ禍が完全に落ち着くまでは東京はもちろん関東へ極力赴かないと決めている。それはオリンピックも同じ。そんな状況で命までかけて観戦に行く?もっと心の底から純粋に楽しめる場所で観戦したい。」とようやく決めて「申請する」ボタンを押した。
人によっては「払い戻し一択でしょ!」だったり「せっかく当たったしな…。来年行こうと思えば行けるしな…。」だったり「オリンピックどころじゃない!!」だったり「スポーツが好きだから。今も頑張っている選手を思うとチケットを持っておく。」だったり。つまりはチケットに当選した人の分だけ事情があるし、たぶんどんな選択をしても正解だと思う。
私はリアル周囲に当選者がいない*4*5のと、競泳観戦にかける思いをこじらせている性格も相まってめちゃくちゃに思いつめてしんどくなってしまった。
時が経って、いつか笑い話になればいいな…と思いながら今これを書いています。
*1:お金はないけれど時間的に余裕のある時期だった。現地観戦の思い出を語り始めるときりがないけれど今思い出しても楽しい思いでしか蘇らないので、本当に私の陽の時間だった。競泳ジャンルに誘ってくれた友人とそこで出来た友人関係には感謝しかない。
*2:ツイートを漁って思い出した。浮かれているな~過去の私。1年半前の私へ。この人とは別れているし、なんならオリンピック自体延期になり最悪中止になるかもしれない世界に生きています。
*3:もちろん「観客」や「ファン」を意識しているな~という大会もある。国体や日本選手権やJOはお祭り感があって楽しいので競泳観戦初心者はそこから始めてみよう!!という気持ちになれる。
*4:家族は別種目で当選していたけれど完全に今生の思い出観戦だったので当初から払い戻し一択派だった
*5:そして払い戻しの存在を思い出させてくれたフォロワーさんありがとう。悩みを共有できて助かりました。