肩甲骨が剥がれない

Twitterの補完版として始めたけれど、自分の備忘録状態。なるべく他人に読んでもらうつもりで書きます。

オリンピック2020東京大会のチケットを断腸の思いで払い戻ししました

 当たっていたんですよ。競泳予選。というか競泳に関しては2016年のロンドンからはまって最推しが引退するまで定期的に国内大会に観戦に行っていました。*1最近は以前のような熱量はないけれど、競泳のニュースは居住まいを正して聞くし、思い出したら競泳アカウントに浮上したり、たまーにTVやネットで観戦したりなどをしている日々。そんな数年間だったけれど、オリンピックに関しては開催が決まった7年前から「どんなことがあっても絶対に観に行こう。もしチケットが当たらなくても会場近くのパブリックビューイングみたいな場所で出来るだけ辰巳に近い土地で観戦しよう」と決めていまして。

色々考えて払い戻しをするぞ!とようやく気持ちを切り替えれたので、備忘録も兼ねて当時のツイートを残しておくよ。

 

チケット抽選申し込み~当選までの私

 

 *2

 

 

 

 

緊急事態宣言下の中での心境

ツイート当時公式からは休止や延期の発表はされていなかった。新型コロナウイルスの得体のしれない脅威が世界中を覆いつくしている中、私も何か見解を述べなければ!と謎の使命感に駆られて赴くままにツイートした記憶。

 「観客と関係者の違い」は現地観戦をしているとよく経験する「本音は大声で推しを応援したいけれど周りは出場選手の家族やチームメイトやOBOGや大会関係者や引退したスイマーや取材関係者ばかりで場違い感否めないし、そもそもレースに集中して欲しいしアイドルや芸能関係者でもない選手に黄色い歓声を上げるファンがいるという認知をされたくないという羞恥心も相まって心の中で密かに念を送りつつでもレース中はそれなりの声を出して応援する(ここまで一息)」という面倒くさいオタクであった私が感じたこと。

私がスポーツでは「競泳」しか知らないので偏った視線になってしまうのは申し訳ない。でも当時観客の存在とは…?と今までの現場を思い出して*3アマゾンへ旅立…ちはしなかったけれど、そこから数か月。大会が延期になり、withコロナの時代に突入した現在。オリンピックのチケット払い戻しという現実がやってきた。

 

そして払い戻しをする決意

 

 

私なりの チケットを払い戻すメリットとデメリットを考えてみると

 

デメリット

  • 延期された大会が開催されても現地観戦しにいく気持ちになれない。チケットを持っていても意味がない。
  • 今なら全額返金でお金が返ってくる。38000円は大きいぞ。後になって「あの時払い戻ししておけば…」と絶対一回は悔やむのは目に見えている。
  • そもそも延期されているけれど本来の形で開催はされないだろうし、払い戻ししている人が大勢いる今、今までの方法でチケットが再発売されるとは限らない。(まさかカメラの位置によって値段が変わって来る…なんてことは…)よしんばライブ配信されたとして「席に限りがあるので抽選しま~す!」という可能性は低いだろうし。だからこのチケットに固執しなくてもいいのでは。
  • 払い戻ししなくて今後何らかのメリットも受けられなかった場合東京都にお金が入ってしまう。推しが在住しているけれどそこまで東京へ思い入れはないので、それはなんか癪。
  • 2022年には世界水泳福岡が開催される予定なので、そちらへ気持ちを切り替えれる。再来年なのでコロナ禍も落ち着いて新しい観戦方法が定着しているかもしれないので現地観戦はそちらで楽しむ。
  • 相棒コンサートも払い戻しできたじゃないか。オリンピックのチケットもできるはず。
  • 生きていりゃオリンピックなんて現地観戦する機会があるよ!!今生の別れじゃない!!

メリット

  • 今後どうなるか分からないしもし開催となっても公式チケットが優先的な意味合いを持つかもしれない。現地観戦に限らず配信や何らかの形で試合の映像を見る機会になった時に役立つかもしれない。
  • 去年の神掛かったチケ運だから取れたのであって、今後同じような運がやって来るとは限らない。
  • もし来年開催されたら絶対にリアルタイムで何かしらの形で観る自信がある。スケジュール的にちょっと…な理由ではない。そうなった場合チケットが生きてくるのでは???と期待はしている。払い戻しせずにとっておいたんだもの。なにかしら恩恵はないと。
  • 38000円は夢の代金。あのオリンピックだよ???しかも競泳の!!!

……描きだしてみたけれど圧倒的に払い戻したほうがいいですね。デメリットは「もしも開催されたら」という机上の空論だし後半は感情論。

 

結論

もうほんと、最後の最後まで悩んで。最後の確認の「申請する」というポップアップ画面で「世間的に払い戻しの流れになっているけれど私の本音はチケットを持っておきたい」という気持ちも現れた。

「もしもチケットを持っていて優先的な制度が使えるにしても、そこは現地ではない。館内に漂うプールの湿気や温度。会場の熱気。アリーナの喧騒とプールサイドの緊張感。レース前の静寂。目から耳から匂いから肌から、プール一点に気持ちを集中して展開を見守る高揚感。現地で見る楽しみを知っているから観戦のチケットが当たって嬉しかったんだ。コロナ禍が完全に落ち着くまでは東京はもちろん関東へ極力赴かないと決めている。それはオリンピックも同じ。そんな状況で命までかけて観戦に行く?もっと心の底から純粋に楽しめる場所で観戦したい。」とようやく決めて「申請する」ボタンを押した。

 

人によっては「払い戻し一択でしょ!」だったり「せっかく当たったしな…。来年行こうと思えば行けるしな…。」だったり「オリンピックどころじゃない!!」だったり「スポーツが好きだから。今も頑張っている選手を思うとチケットを持っておく。」だったり。つまりはチケットに当選した人の分だけ事情があるし、たぶんどんな選択をしても正解だと思う。

私はリアル周囲に当選者がいない*4*5のと、競泳観戦にかける思いをこじらせている性格も相まってめちゃくちゃに思いつめてしんどくなってしまった。

 

 

時が経って、いつか笑い話になればいいな…と思いながら今これを書いています。

*1:お金はないけれど時間的に余裕のある時期だった。現地観戦の思い出を語り始めるときりがないけれど今思い出しても楽しい思いでしか蘇らないので、本当に私の陽の時間だった。競泳ジャンルに誘ってくれた友人とそこで出来た友人関係には感謝しかない。

*2:ツイートを漁って思い出した。浮かれているな~過去の私。1年半前の私へ。この人とは別れているし、なんならオリンピック自体延期になり最悪中止になるかもしれない世界に生きています。

*3:もちろん「観客」や「ファン」を意識しているな~という大会もある。国体や日本選手権やJOはお祭り感があって楽しいので競泳観戦初心者はそこから始めてみよう!!という気持ちになれる。

*4:家族は別種目で当選していたけれど完全に今生の思い出観戦だったので当初から払い戻し一択派だった

*5:そして払い戻しの存在を思い出させてくれたフォロワーさんありがとう。悩みを共有できて助かりました。